2006年07月15日

今回は長目に中国拝拝




青島に来ました。
久しぶりの潮の香り。
ようやく眠気から覚めました。


飛行機は午前7時35分発だから、都合3泊した前門の40元宿を出発したのは早朝5時すぎ。

最寄りバス停から乗ったバスは天安門広場にそって北上。右側に国家博物館前に掲げられた巨大な特設掲示板が見えてきた。

1124日。12時間12分○○秒。

そう、北京オリンピック開幕までのカウントダウンボード。これまで特別意識してみたことはなかったけれど、バスが通り過ぎる間も、10秒ほど開幕が近づいた。

今の正直な気持ち、オリンピックは北京に戻ってきたいと思っている。半年前は考えもしなかった。それだけこの間、この町から色んな影響を受けたということだ。移り気なわたしだから、これから気持ちがどう変化するかは分からないけど、好きな場所があって、好きな人たちがいて、面白いことがどんどん起きる。そのことが分かったから、今生の別れという雰囲気はみじんもない。まったく爽快だ。




勘のいい読者か相当なOK牧場マニアなら分かっちゃうはず。


そう、これは去年の日記。
7月11日だから厳密にいうと369日前のできごと。


でも去年との相違点といえば日付以外


目的地       青島 → 福岡
宿出発     午前5時 → 午前7時
飛行機の時間 7時35分 → 9時20分
宿の値段     40元 → 45元

くらい。


あっ、そして


北京さよなら.jpg

◎参考写真:北京オリンピックまでのタイムリミット。時は確実に進んでる


要するに一年たってもほぼ同じことやってるわけで、だからというか、最後に書いてる気持ちだってなんも変わらなかったみたい。目指せ北京オリンピック!



ただ2年前、会社を辞めたときから

「中国では2年間遊ぶ」

と決めてたし周りにも言いふらしてたんだけど、その予定の2年間が終わってみて感じるのは、


予定通だったのはその遊学期間だけ


だったってこと。
あとは全て予想外の連続。



抱腹絶倒(元祖マジボケレディー「三遊亭あほ陳」との交友など)
孤軍奮闘(西洋人ツアー客とチベ人ドライバーとのはざまで通訳)
権謀術数(mingxizi大姐の実妹yashiziを招いての国際ドッキリ)
民族団結(中国内全民族が学ぶ西南民族大学での楽しい留学生活)
臥薪嘗胆(何度も何度もチベット嫌われ、そのたびに嘗めた苦難)
愛国無罪(北京反日デモ。わたしはのんきに山西省旅行中でした)


とにかく、なんでもありありだった中国生活。


でも、ありがたいことに腹が立ったことは正直ゼロ。


電子辞書1回なくして、デジカメ1回すられて、HSK試験1回「級なし」とったけど、それは全部「自己責任」。

中国じゃ拾ったものを届けないとか、こそ泥棒&スリが多すぎとか、問題の作り方がひねくれすぎてるとかいってもあとの祭り、仕方ないっしょ。


これこそ、中国でさらに磨きをかけた

「些細なことに動じないおおらかさ」



小銭集めだけに追いかけまわされてるようなこの国の人たちが時折かいま見せてくれる伝統というか民族DNA。

家族とか友だちとか、ほんとに大切にしなければいけないものに対する熱い態度を見せてくれたり、なぜか列には並ばないくせにバスの中では誰もがお年寄りに席をゆずったり…

中国の人たちから学んだことだって決して少なくなかったね。



中国の「悠久ぶり」ってやつは日本にいたって、「昴」「万里の河」「N○Kシルクロード」のテーマ曲なんかで広く知られてるわけだから、はてしなく広がる砂漠やとうとうと流れる大河なんかは何となくイメージできるわけでしょ。

でも、それが人々にどう根付いているのかを実感するにはやっぱ中国にやってきて、砂漠から吹き込む暴風に痛い思いをし、大河の水を飲んで腹をこわす必要があるんだな、と。



「とにかく生の中国を肌で感じたい。理解したい」


そう思ってた留学前の願いは、振り返ってみりゃ砂漠も大河もひっくるめてこの上ない形で実現できたし、さらに予想以上の鳥肌経験にも恵まれたことで、今現在、色んな人たちによって引っぱられたわたしの後ろ髪はさらにのびるばかり(笑)。


なんだけど

2年は2年。自分の「ひねくれ道」も貫き通したいわけで、ありがたくもまた一回り人間を大きくしてもらった中国だけど、やっぱ予定通り、しばしの拝拝(バイバイ)させていただきました。



だから、今は日本。

また新しい空気を吸うための準備期間。

ほのかに「田舎の香水」のかほり漂う佐賀の空気を吸ってます。
posted by 牧場主 at 00:00| 北京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと思ったこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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