2006年05月14日

マスチフ犬愛する方へ




喝采する者の姿なし 100万元はお流れ
全国初チベタンマスチフオークション
19頭のうち17頭は売れず


【5月14日=華西都市報】 昨日、各方面の関心を集めて全国初となるチベタンマスチフのオークションが開かれた。会場は多くの人出でにぎわったものの、60数人のオークション参加者たちの動きは鈍く、最終的に19頭のうち17頭は買い手がつかない状況に。価格があまりに高すぎだという声が大半を占めた。


∬熱狂!
記念撮影の嵐 チベタンマスチフは“スター”

午前9時、オークション会場につながる道路には数十メートルわたってベンツやフェラーリなどの高級車が連なり、歩道も行き交う人たちで大変賑やかな状態。彼らはすべて今回のオークションのためにやってきた人たち。会場には生後50日から2年というチベタンマスチフがあわせて19頭集まり、その周りには好奇の目で眺める観客の姿。「ちょっと写真とって!」。オシャレな洋服をまとったある女性は、となりのマスチフ犬にまったく畏れる様子もなくが満面の笑みでそう話していた。「私もお願い」「私も、私も」子どもたちもの多くも集まりだし、犬の周りは黒山の人だかりに。多くの人間に囲まれて犬たちももまったく落ち着いた様子で、飼育員によれば、生後4カ月に満たないチベタンマスチフは一般的に攻撃性を持たないという。


∬冷淡!
19頭のうち売れたのはたった2頭

オークションは11時30分にスタート。会場はオークション参加者といえど座りたくても席が見つからずに立ったままで参加することになるほどの混雑ぶり。はじめに登場したのは開始値がともに2万元(約30万円)から売り出された1号、2号の幼犬。150号と136号の競売人がそれぞれ20800元(31万2000円)と21200元(31万8000円)で順調に競り落とされた。


ところが後が続かず。3万元から始まった3号の幼犬、1万元からの4号は共にお流れに。約30分後、今回のオークションで一番の関心を集める、最も高値の「小金龍」が登場。競売人が高らかに「開始値100万元っ」と宣言すると、会場からは驚きの声が上がり、その高貴なお姿を一目見ようと、観客たちはどっとステージ近くに押し寄せたのだった。

この熱狂ぶりとは対照的にオークション参加者の方は至って冷静で、誰一人競りに応じる姿はなし。4分後、会場の期待を一身に集めたこの犬もまた、観客をがっかりさせる「お流れ」の場面を作るしかなかった。結局、オークション終了時、19頭のうち売れたのは2頭の幼犬だけという結果に終わった。


∬買い手:
値段高すぎて“買う気”になれず

「一匹の犬に100万元だって?ばかばかしい。フェラーリを買った方がましだよ」チベタンマスチフを愛する鄭さんは、マスチフ犬を好きであることに変わりはないが、この価格はまったく受け入れられない、とこぼした。「成都のどこにそんな値段を出せる人がいるんだ?幼犬で5000元くらいがちょうどいいよ」。ある関係者によれば、オークションの参加者には2種類あって、投機目的の人と純粋な愛好家。ただこの2種類の人たちの感想は今回のオークションの値段設定が高すぎるという点で一致。さらにマスチフ犬は莫大な飼育費が必要となるため、購入には慎重にならざるをえないという声も聞かれた。


∬売り方:
お流れ多く、目を覆うような損失

今回、大部分のマスチフ犬に買い手がつかず、主催者側はもはや呆然とした状態。ある関係者は、今回の犬はすべてチベット自治区から運んできたもので、現地での価格とは相当の差があるという。成犬一等を運んで来るにはおよそ4けたの輸送費が必要で、そのほかにも会場の費用、えさ代などの必要経費も。今回のオークション結果は主催者側に多大の損失を与えたようだ。


マスチフ展 360.jpg

◎参考写真:右のお犬さまが100万元でございます。ほしいかい?



【評】


我がブログ(元祖seesaa版)ではなぜがこの2日、チベタンマスチフブームが起きているようで、3月23日の日記「チベタンマスチフと私」(→http://itoyama.exblog.jp/1404504)が飛ぶようにアクセス数をあげております。


14日がページビュー21(訪問者21人)。さらに15日になってからは日本時間午後5時現在でページビュー33(訪問者31人)までカウントされてて、トップページの閲覧数をも上回りそうな勢い。


愛犬家の名かりた中国政府の新たな妨害工作か?


と思わなくもないんだけど、もしまるで宇宙のように広大なネット上の片隅にひっそりたたずむわたしの日記にまでたどり着き、ご熱心に何度も何度も何十度も読み返していただけるような、そんな強烈マスチフ好きがいるんだったら


きょうはその人のためだけに汗をかいてみようじゃないか


そう思って訳してみたのが本日の記事。

決してネタに困ったからじゃないからね。
引き出しは腐るほどあります(←中は空っぽ)。




さて、今の中国、資本主義諸国以上に拝金主義のご時世だから貴重なもの、珍しいものが全て投機対象になるのはしょうがないか、と思うんだけど、愛好家ならばチベタンマスチフを絶対に平地で飼ってほしくないし、飼うべきではないことは分かってほしいもんです。


やっぱチベタンマスチフはチベット高原をオオカミのように走り回ってなんぼ


でしょう。

そのどう猛な攻撃性も都会の生活では厄介者扱いされるだけ。むやみに噛みつかないように口にマスクをされたマスチフ犬なんてだれも見たくはありませぬ。



わたしのブログを見て下さってる熱烈マスチフ愛好者の方、今回はこんな感じですが、満足していただけたでしょうか?

犬ネタでよかったらほかに「るろけん売られていく」(→http://itoyama.seesaa.net/article/9328967.html)なんてのもありますんで、ご一読くだされば中国人の本性が分かっていただけると思いますよ(笑)。



さあて記事としては最後に「主催者側の無念さ」をちゃんと押さえてるあたりで、一応の仕事はこなしてます。うん、合格点。もう少し投機バブルに踊る中国人を皮肉ってくれれば最高評価だったんだけど★★★★☆。
posted by 牧場主 at 16:22| 北京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | これは面白ニュース!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんともマスチフ犬にとっては迷惑な話。 100円ショップの商品ではなく、暖かい血がながれ感情もしっかりもっている生き物をこのように扱う神経が信じられない。 人間社会のトレンドに組み込まれていく可哀想な犬猫に対して申し訳ない。グッチやヴィトンのカバンじゃああないっつうの! 記事とインフォを有難うございます
Posted by Ai at 2007年08月09日 12:02
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