2005年10月31日

「むっ」ときましたか




茶馬古道からチベット銀貨出土


【10月31日=華西都市報】

近頃、雅安天全県で大量の古代銀貨が見つかった。表面にはレンゲの花や法鼓など典型的な仏教のシンボルが描かれていることから、専門家によればチベットから来たとの見方。雅安市収蔵家協会の竹根生常務理事は、「この発見は天全県が茶馬古道の中継地だったことを証明する有力な手がかりであり、過去に漢藏(漢民族とチベット民族)間で経済の往来があった重要なで街道ある」と話した。

竹根生常務理事によれば、この銀貨は昨年末、天全県の伏龍橋付近の農家が宅地内を掘り返してていたときに発見された。土中から陶製の器がみつかり、開けてみれたところ何と中からは数十枚の白光りする金属が見つかった。連絡を受けた竹根生常務理事らて現場に駆けつけ現物を調査、こられの銀貨がチベットのもので茶馬古道での交易で使われていたと判断した。



【評】

掘り出しもん(発掘物)ですが、「むっ」ときました。


そう。

チベット語で銀貨は「むっ」といいます。


よく知ってるでしょう。
ちゃんと勉強してるでしょう(笑)。


だって、口語の教科書ではやたらめったら出てくるんです。「お金」という意訳した意味で使われることばっかりなんだけど。


実際にチベットでは今も「むっ(銀貨)」が使われているわけではなく、とうぜん毛首席なんですが、これだけ「むっ」「むっ」「むっ」と教科書に登場すれば、事情を知らない西洋人たち(外国でも使われてるらしい)は、チベットでは今も銀貨が使われてるんだと勘違いしかねません。


わたしは逆に語源となった「むっ」を見たことなかったんで、地方版の片隅に載った一段のべた写真であっても、まざまざと眺めてしまいました。



ところでこの記事のキーワードは「茶馬古道」。


中国内地とチベット(青藏)高原との間には、漢族とチベット族の往来によって、主に四川経由と雲南経由でつながる街道が存在しました。少なくとも千数百年前から。

チベットには茶や砂糖、塩などが運ばれ、チベットからは牛や馬、毛皮などが持ち込まれました。だから「茶馬古道」。

道中、4000メートル級のけわしい道を通るため、シルクロードやステップロード、などよりも何倍もけわしい道を通ります。

もちろん、物質だけの伝播にとどまらず、文化面の交流も行われていたわけで、四川以東の漢族文化、雲南省の少数民族文化がチベット文化と融合し、独特の西南文化を創り上げたわけです。もちろんチベットの先にはインドもあるわけですし。


今は西部大開発のおかげで道も整備され、だいぶ行きやすくなりました。それどころか観光路線にまで成り上がって(下がって)おります。


中国人には、ね。


外国人にとっては相変わらずチベット自治区への入境を遮る見えない壁が存在、キャラバン隊が行き交った昔の状況宜しく、当時は強盗、今は公安におびえながら、こっそりお忍び旅行をするしかないわけですが。


ところで記事は駄文ですね。

最低限の情報がない。
見つかったのは銀貨。
でもそれの大きさは年代の説明がない。


さらに記者さん。もう少し想像力を働かせんかい、と。

とにかく面白くない。茶馬古道を知らない読者には何の興味もひかない。なんで農家の土中からそんな銀貨が見つかったのか。自分の想像力が働かなんのだったら「専門家」になんかおもろいことをいわせんかい。


掘り出しもんは記事の書き方次第、事実の切り取り方次第で本当に「掘り出し物(≒特ダネ)」になるのに…。そのことを知ってる人にこそ、こういったネタを字にしてもらいたいです。そんな風にネタをおもしろがる風習は中国にはないのでしょうか。ちょっと「むっ」ときたので、本日は★☆☆☆☆


posted by 牧場主 at 22:19| 北京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | これは面白ニュース!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月30日

129元からの再出発




一週間を日月火水…という順に数え始めるわたしです。


中国語では星期一、星期二てな具合だから星期天(日曜)は最後のはず。


何故こんなことを言うのか。

塾長のみならず原因不明の急性胃腸炎にわたしも翻弄されたこの一週間は早く終わらせたい。できれば昨日(昨日)で終わったことにしたい。


という思い(願望)が大きくて、きょう日曜日から新しい週を始めることにしたわけです。



ようやく体調が回復した塾長(わたしはとっくに病人だと思ってませんが…)との協議の結果、やはり火がないのはいかがなものか、ということになりました。


ここでカミングアウト。


わたしたちはここまで火のない生活を2ヶ月間すごしてきました。

信じられないかもしれませんが。



でもやっぱ火がなければ猿が人間になることもなかったように、人間らしい生活に火は不可欠。



腹を痛めた病人にお湯も飲ませられなかった現状。


自分が病人になったとき同じ目に遭うのは嫌だ


そう思ったわたし。


これからは自炊して安全で健康にいいものを食べなきゃ


という塾長。


ふたりの利害が完全に一致しました。



人類の端くれとしての大いなる一歩。
めでたく家に火を導入することになったのでした。



さっそく近くのスーパー「好又多」にて、商量商量。


当初、鍋やフライパンなどをのせればガスレンジと同じように調理もできる、それでいていて場所も選ばない電熱プレートを買うつもりだったんですが、売り場にてふたたび緊急動議が発動。


「鍋するんだったらこっちの方がよくない?」


塾長が目をつけたのは


ホットプレート。
しかも底の深いやつ。
だいたい10センチくらいあるから液体もの(そんな日本語あるか?)でも調理ができる。


ここ四川にも冬がまもなくやってきます。

冬といえば鍋。
日本人といえば鍋。
四川人といえば鍋。


だから四川在住日本人が冬を迎えようとするならば、鍋のある環境をそろえるのは言わずもがななのではないか。


悟りました。一気に道が開けました。


すき焼き。しゃぶしゃぶ。ふぐちり。水炊き。もつ鍋。石狩鍋。キノコ鍋。鍋焼きうどん。


ちょっと不可能っぽいものもありますが、これら「うまかもん」のすべてが手には行ったような気になりました。


                         
誰です。電気プレートより安いからだろう、なんて言ってるのは?

そんな最安ホットプレート鍋が最安電気プレート(169元)より50元安いなんてことがあるわけないでしょうが。


その証拠に119元なんていうすぐにでも火事になって消防車を呼びそうな最安賞品なんかには手を出さず、もっといい奴を買いましたよ。


その名も「美的(midea)」。


あくまで値段じゃありません。用途の問題です。しめて129元。



そういえば携帯電話と飛行機チケット以外、中国にて100元以上の買い物をしたことがなかったよなあ。


いくら塾長との折半とはいえ、これだけのブツを購入するのはなかなか緊張。


何ともせこい生活を送っているなあ、と思いましたね。


あとは贅沢に東北米も購入。
油も購入。野菜も購入。




新生活の門出を祝うべく駆けつけたのは、活動停止中の民族大保齢球隊のキャプテンと客員隊員のめいにゅう2人。


ふう。結局こいつらか。


久しぶりながらも輝きを失わないわが包丁さばきに心奪わせさせながらも、そんな思いを振り払うことはできませんでした(笑)。



ちなみにお見舞いでたらふくもらったリンゴを処理しなきゃいけないこともあって、作るのはカレーです。すりすり。すりすり。あとは安くてうまい(これはホント!)キノコたっぷり放り込んで、ベジタブルカレー。


「りんごとはちみつ恋をした」のうちのリンゴだけをふんだんに使った超甘口「星の王子様」系に仕上げます。


自作自演のときには鍋に生とうがらしを5,6本入れる身としては不本意ながらも、病み上がりの人優先なんだからそんなかっとばすわけにはいけない。



そう。本格的な冬はまだちょっと先。


じょじょに行きましょう。


最終的にすき焼きを作って塾長に生卵を食わせるまでは。
淡泊な鱈ちりをくわせて単なる麻辣人間でないことを四川人に知らせるまでは。




ホットプレート.jpg

◎参考写真:この箱に2度と戻ることないくらい使いこなしてやる気満々。


それにしてもなんでカレーってこうも作り過ぎちゃうんでしょうね。

明日もあさってもカレーです。

posted by 牧場主 at 22:19| 北京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと思ったこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月29日

ウサギ食っとけin双流


(*本日の写真はちょっと麻辣。自称動物愛護な方はご遠慮ください)


「なんでどの建物も屋根は斜めに設計されてるの」


「はい。民族の特色ですね」



せっかくの休日。

成都郊外の双流県にやってきました。


双流は成都国際空港のある町で、日本の成田市を想像してもらったらいいと思うんですが畑ばかりの「田舎」(失礼)です。成都中心部からはバスで約40分。


双流はまた、多摩(八王子)地区よろしく大学の新キャンパスメッカでもあり四川大を筆頭に、西南民族大もまた、広大な敷地を使って年端もいかぬ1、2年生および文系学部生を収容するための見事な「ゲットー」をこしらえております。


そんな新キャンパスを一度拝もうか、というわけで日本語科3年生とキャンパス探訪をすることになったんです。


アヒルやニワトリが堂々と道を占有するド田舎の集落や野外市場を抜けてようやく視界が開けたな、と思ったらいきなり現れたのが、地図記号のように屋根がギザギザなれんが色の建物群。そう、センスの悪さが際だつ西南民族大双流キャンパス。



そして上記の会話が交わされました。


そうか。ぎざぎざは「民族の特色」か。


…んなわけ、ねぇだろ!!



ぼくの話し相手は三遊亭あほ陳(仮名)。


そのあほさ加減においては日本語科一、ヒロポン事件、トウモロコシ六文字事件、大銀杏事件等々、こいつのアホ話を挙げるとすればホントきりないんですが、一応フォローもするなら日本語科一真面目な女子学生でもあります。


そんなマジボケな会話をするためにわざわざバスを乗り継ぎ、かなり手前の停留所で降ろされ、見当違いの集落をさまよい、やってきたわけではありません(これもまたアナザーストーリー)。



すでに時刻は午後3時。


「陳、腹減ったよ。なんか食おうよ」


「はい。皆さん(総勢5人)にはぜひ双流名物を食べてもらいますね」


「おっいいねえ、陳姉さん。気が利くねえ。何を食べさせていただけるんでしょうか」


「はい。トゥートウを食べましょう」


「えっ。トゥードウ(土豆=じゃがいも)が名産なの」


「ちっが〜うよ(ケント・デリカット風)。トゥートウね。」


「ほう、トゥートウ(tu4tou2)。って何?」



ふむ。

トゥーはトゥーズ(tu4zi)のトゥーだから「??」。
トウはトウテン(tou2teng2)のトウだから「頭」。


「ごめんトゥーズ分かんないよ」


「これね」

両手のひらを頭頂部の左右にのせ、私の方に向けるしぐさ。
その仕草は万国共通。どうせならぴょんぴょん跳ねてくれ。

うん。思い出したよ。

「兎子(tu4zi)」でした。


うおっ、「うさぎ」でござんすね。
ならばトゥートウは「うさぎの頭」。



美食まつりでもお見かけしました。

日本食や韓国食コーナーよりも全然多くの人を集めてましたが、私には一生縁のないものだと思っておりました。


それがこんなことで、こんなことになろうとは…。


でもね。食わず嫌いはいけません。
→(http://itoyama.seesaa.net/article/7841618.html


だからタクシーに乗ること約10分。
車は思った以上に都会だった双流中心部へと向かい、メーン通りから小道に入り、さらに泥道を突き進んで、われわれは工事現場で降ろされました。


周りは灰色一色。槌音が響き、土煙が立ちこめ、トイレの臭いがします。
とても有名料理店を食べに行く人たちが降ろされる場所ではありません。



何か「いけないこと」をしに行くみたいです。



工事現場を抜ければ、すぐ見えました。

「老媽兎頭」(お母さんのうさぎあたま)の看板。

間違いなし。ここです。



店内は約80席ほど。
こんな時間(午後3時半)なのに、ほぼ客で埋まってます。
みんな茶色の物体を片手に箸でちびちびとほじくる作業に集中してます。

あの大人の拳を一回り小さくしたような大きさ。



隊長!

間違いなく、「トゥートウ」に違いないのであります!



う〜ん、でもこの光景。
どっかで見たような気が。
何かに似てるんだけど思い出せないなぁ。


三遊亭あほ陳ともう一人の中国人春ちゃんはどっか行ったまま。
一番奥の席に取り残された日本人3人。


食いもんが食いもんなだけに不気味さ200%アップ。

だって普通ならとってもうるさいはずの中国レストランなのに、ここはとっても静かなの。ほじくるのとあと「ちゅーちゅー」吸い付くのに集中しすぎ。


あっそうか。

思い出した。蟹ですよカニ。
この光景。毛ガニ食い放題2980円コースと同じなんです。


そう思うことにしました。

外国人が見たら最高気色悪いかもしれないけれど、実はおしゃべりも失せるほど美味しい毛ガニ。それと同じなんですよ。「トゥートウ」も。



兎頭1.jpg

◎参考写真:でも実物が運ばれてくると、やっぱり…


一見すると茶色、黄土色系の固まりなんですが、よくよく眺めてみると、

ここが、くっ、口だろ。
こっ、これはめっ、目に違いないよな。



そこで一句(ドナドナの替え歌)


兎口尼・兎口尼(トゥナ・トゥナ)のうた


とぅなとぅなとぅ〜な、とぅ〜な♪
くわれてゆ〜く〜よ〜
かな〜しそ〜なひ〜と〜み〜で
みてい〜る〜よ〜♪


おそまつさまでした。


というわけで監察期間は終了。
我々隊員にあてがわれたのは一人一頭ずつ。
食われていってもらうことにしましょう。


まずは兎への感謝と愛を込め、齧歯(げっし)類のチャーミングポイントである前歯にキッス。これは礼儀。迷わず成仏してくれたはずです。



いよいよ本番。


「かな〜しそ〜な瞳」から作業スタート。「元動物」から「肉の塊」になってもらうため、「瞳」は避けて通れません。


目は結構好きです。魚だったらマグロだろうが、タイだろうが、鮎だろうが幼少の頃から真っ先にほじくり出し、食らいついてきました。DHAに育ててもらったようなもんです。


仕組みはそんなに変わらないだろう、とほじほじ。


いわゆる魚だったらどんなに噛んでも硬くてかみつぶせないような目の球にあたる部分はなし。ゼラチン状のじゅるじゅるもない。


口に運んでみれば、基本的には煮物。
唐辛子や五香粉などでじっくりことこと。

ちょっと甘みのあるピリ辛。
味付けには見た目のような毒々しさはありません。
でも美味しさもあまり感じられません。


さあこれで「肉」になり下がりました。


どんなに小骨の多い魚であろうが、殻と殻の隙間にまでぎっしり身の詰まったカニであろうが、最後にはきれいに骨と殻だけにしてしまうことで有名なばらし屋のわたしですから、初めてのうさぎちゃんであろうが、解剖学の権威として汚点を残すわけにはいけません。


上あごと下あごに脳を守る頭蓋骨。
兎頭は大まかこの3部分に分かれることが分かりました。


主に食べられるところと言えば、


頬肉=一番食べやすい普通のお肉。さっぱり。股とかと同じ?
舌 =歯ごたえは牛のタンと変わらず。タイピンほどの大きさ
目 =「これが目だっ!」といえる部分には出会えず。
脳 =羊の脳と同系の味だけど濃厚さはなし。やはり小さい


そして意外だったのは、上あごに張り付いた肉。

見た目はエイリアンの腹の部分みたいにごつごつしてるんで、これはてっきり骨が剥き出しになってんだろうと思ってつまんでてみると、これがぺろりとはがれてしまう。


しかも結構肉厚で、ほお肉と同じような歯ごたえ。
悪くはない。



兎頭2.jpg

◎参考写真:解剖学の権威の手にかかれば、このように標本の完成



さあ。どうでした、みなさん。
堪能していただきましたでしょうか?


というのは本来三遊亭あほ陳の役目なんですが、彼女はまだ格闘中。


「この店は有名ですね」などといっておきながら、どうやら彼女も初めての来店だったという相変わらずの陳ワールド。


そんな彼女を除いた4人がそれぞれ一息ついたころ。



「わーい」
「きた。きた」
「おっれ、いーちばん!」


何やら後ろが騒がしいじゃありませんか。

見やれば、大人一人に小学生風の子ども5人という珍しい組み合わせ。


銀色のボウルに山盛りのトゥートウ。
ちょうどテーブルに運ばれてきたところ。


「バケツ一杯」といった方がいいのかな。


とにかく、そのボウルに向かい一斉に手が伸びてくるのでした。
一歩間違えば、取り合いの喧嘩が始まらんとするかのよう。


「おいおい。あわてるなよ。あわてるな」

お父さんのそんな声が聞こえてきそうです。


子どもたちは箸なんか使いません。
手づかみ。

ためらいもなし。
吸い付いてます。

あっ、口を割いて舌をほじくり出しました。
わたしが最後の最後に見つけたあの上あごに張りついた肉を、知ってるのが当然であるかのようにぺろりと剥がし、ぺろりと食べてしまいました。


みんなとっても楽しそう。

これはまるでケンタッキーフライドチキンにて、鳥をシバき倒してる家族団らんの風景ではありませんか。


「今日は外食だぞぉ。腹一杯食べろ」

「うわぁ、お父さん。大好き!」


そんな会話が聞こえてきそうです。
「My old Kentucky home」が流れてきそうです。
いや、わたしはもう口ずさんでしまいました。


危うく彼らが何を食っているのか忘れてしまいそうになります。テーブルにのせられたボウルもまるで「パーティーパック」に見えてしまうから不思議。


でも彼らは齢二桁にもならずして、兎(うさ)公のあたまを喰らいよるわけです。


憐憫とか。逡巡とか。躊躇とか。博愛とか。内省とか。欺瞞とか。


そんな大人が不必要に背負い込んでしまう雑念をかっとばして、物心ついたときからいきなりこれにかぶりつくわけです。



兎頭3.jpg

◎参考写真:見て。見て。これってやっぱ一心不乱に無我夢中でしょう。


またひとつ。四川の奥深さを知りました。
この光景を見ずして、四川人は語れないと思いました。


もう一回、カーネルおじさんのテーマ曲を口ずさんでしまいました。



そんなトゥートウは一頭3,5元(≒50円)。


興味のある方。


飛行機で四川にお越しの際は直接成都市内ではなく、ぜひタクの運ちゃんに「双流の老媽兎頭に」と申しつけください。別に兎頭は四川だけの料理ではないでしょう。でも10分で最高のカルチャーショックが味わえますよ。
posted by 牧場主 at 22:19| 佐賀 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 食い物、飲み物腹一杯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月28日

遅刻教師の言い訳とは




ホンモノがやってきました。


金曜日。


午前8時からのチベット語基礎が終わり、チベット語口語が始まるまでの20分間の休み時間。いつものように馬鹿話を繰り広げる日本人連中。


「ごめん。おれ英語に目覚めるから」

「なに考えてるんすか。中国ですよ、ここ」


そこに割り込んできた第三者の日本語。


「日本人の方ですか」

(えっ)

「はい。そうですが…」

「あっ。やっと日本人に会えました」


女性。20代だけど四捨五入すれば多分30歳にはなりそうなほど。


「ここチベット語のクラスですよ。チベ語やるんですか」

「はい。ラサ語は分かるんですが…」


そうでなくても新鮮話に乏しいこのクラス。



とにかく、アフリカ・サバンナの真っ直中をひた走る列車に一人だけ乗り合わせた黄色人種のように、


「新同学登場か」
「韓国勢力(3人)に並ぶ第一勢力誕生か」

そんな期待に取り憑かれたわれわれ日本人2人の質問攻めにあう彼女。


○○大学(その世界in日本では超有名)でチベット学を専攻してました。ラサに留学してました。民族大に来る前は北京の藏学研究機関に在籍してました等々。


聞けば聞くだけ、彼女のモノホン度は高まるばかり。

われわれ興味本位野郎のニセモノ度も際だつばかり。


先週成都にやってきたばかりという彼女。
本業はこちらの大学の藏学院(チベット族が学ぶ)での研究ということ。


「カム語は初めで聞き慣れなくて…」


ということから、本日はちょっと体験授業ということも分かりました。


そういうことな喜んで授業を聞いてもらおうか


なんですが、気がつけばとっくに授業が始まってもよろしい頃。


なのに、やってこない人がいました。
口語の教師、目力(めぢから)の蔵族レンチンワンジャ。
→(http://itoyama.seesaa.net/article/8575436.html


熱心さにかけては、「さすがチベ人」というくらいわたしもレンイエンも評価が高かった彼なのに、20数分過ぎようがなんの音沙汰もなし。


「やっぱ30分たって先生来なかったら休講になるんかな」


なんて冗談も本気になりそうなころ、じわ〜っと開かれる教室のドア。
そこから、ぬ〜っと現れるちょっと伏し目がちなチベット人。
顔を若干赤らめ、教室内を見渡す男。ばつの悪そうな表情。


そう。レンチンワンジャ。

今日は目力0。


申し訳なさそうに教卓まで歩みを進めると、


「ごめんなさい。寝坊しました」


(えっ。先生が寝坊っすか)


「昨日ガンゼ(先生の故郷。成都からバス2日)から友だちが来てね。2時まで飲んでました」


(えっ、2時から今まで寝てたの?)


「そいつのいびきがうるさくて。実は1、2時間目の藏語高級口語は完全に寝過ごしちゃったんだよね」



そう。ここはネバーランド成都。

この底なし沼ならぬ「ぬるま湯沼」に一歩でも足を踏み入れたなら、東方のうさぎ小屋国家からやってきた元働き蜂たちであろうが、西方の気高きスノーランドの住人たちであろうが、だれもが「ピーターパン症候群」に毒されてしまいます。



そういうことで一応授業が始められたんですが、20分もすれば中休みの時間。

授業を最後まで聞くことなく、モノホンは去っていきました。

「なかなか分かりやすい授業じゃないでしょうか」
(何よこんな授業。つきあってられないわ)

背中がそう語っておりました。


もう二度と会うことはないでしょう。


ニセモノ連中は残念なようなちょっとほっとしたような。
posted by 牧場主 at 22:19| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エンジョイ!学生生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月27日

本当お化けでたの怪?




通江学校将棋倒し事故8人死亡27人けが
陳至立・張学忠重大な指示、張中偉現場に赴き学生見舞う


【10月27日=華西都市報】

巴中市通江検広納鎮中心小学校で25日夜、将棋倒し事故が発生、学生8人が死亡、27人が怪我を負った。このうち7人は重傷。現在、負傷した学生の状態は全員安定しており、生命の危機は脱している。


事件発生後、国務委員の陳至立、省委書記で省人大常委会主任の張学忠、省委副書記で省長の張中偉はそれぞ、あらゆる方策を用いて全力で怪我を負った学生の治療に当たること、処理を万全に行ったあとは社会の安定を確保し、同類事件の再発を防ぐよう重要な指示を行った。張中偉大と劉副省長は昨日事故現場を訪れ、事故処理を自ら指導、怪我を負った学生やその家族を見舞った。


通江入りしたのは既に深夜、張中偉の一行は広納鎮中心小学に到着、通江県人民医院などを訪れ留前に事故現場を視察、さらに病院では病室にまで入って負傷した学生を見舞うなど、救助の状況を詳細に把握。張中偉は「今回の事故発生以降、教育庁、衛生庁、安監曲などの省の部門、巴中市および通江県の関係部門は迅速に対応に当たった。処置は速やかに行われ、また夜にもかかわらず省の上部機関から派遣された専門家や医療関係者も現場を訪れ、市、県の医院とともに積極的に救助に当たった。事故処理と復旧作業は秩序をもって行われ、負傷した学生たちも可能な限り速やかに治療を受け、全員が生命の危機から脱することができた。学校もすでに授業を行えるまでに回復しており、社会も安定、事故の原因は現在調査中だ」と話した。張中偉はまた、

さらに一歩進んで事故処理を首尾よく進めること、および校内の管理について明確な要求。全力で負傷者の治療に当たってその完治を目指し、事故の調査と社会の安定に努めるよう求めた。一つのことから類推して多くのことを知るよう、積極的に自分で考えて答えを求め、校内管理において手薄な部分や隠れた事故の原因を探しだし、安全への障害を排除、改正を実行するよう求めた。

教育部はすでに専門員を通江に派遣、現場で事故処理の指示を行っている。



お化けでた.jpg

◎イメージ図:こんな感じで将棋出しになりました。合掌。南無〜。



【評】

さあて奇っ怪な事件です。


将棋倒しのこと自体ではありませんよ。


これはこれでとてつもなく重大な事件なんで、お偉いさんがどうしたこう言ったで片づけてしまっていいような記事ではありません。


でもそんなことが奇っ怪なんじゃありません。
それは当たり前のことです。この国では(笑)。


この記事は27日が掲載されたのは朝刊一面。


でも、いわゆる締め切り直前の「突っ込み」記事としては前26日朝刊4面(裏一面)にも短く一報が載っています。ぜひご比較一下。



「お化けが出た」の一声。将棋倒しで学生7人死亡5人重傷

【10月26日=華西都市報】

本紙本日(26日)未明1時訊 昨晩8時、巴中市通江県のある小学校で学生が放課後の自習を終え、暗い廊下を歩いているとき、突然響いた「お化けだ」との一声によって、学生らは全員一斉に下の階へと逃げ出したため、階段で将棋倒しが発生。同級生7人が死亡、重傷5人、軽傷13人を出す大惨事となった。

昨晩8時過ぎ、通江県広納鎮の小学校で、夜間の自習時間を終えた学生たちが自習室を出たまさにそのとき、明かりが突然消えたため、誰かが「お化けが出た」と大声で叫んだ。この声を聞いた学生たちはみな「幽霊だ。幽霊だ」と叫びながら、ただただ後方に恐れるあまり漆黒の廊下を走り出し、争うように下の階に向かって階段を降りようとした。

前方の学生が突然転んだものの、後続の学生は気付かず降りようとしたため、将棋倒しのように次々と学生の倒れ始めることに。叫び声が終わることなく続いた。それでも学生たちは逃げる足を止めようとせず、現場の混乱はさらに増した。

学校の教師が対応に当たったときには、現場に倒れていたのは数十人にのぼり、うち7人の状態は深刻ですでに死。5人が重傷、軽傷も13人だった。学校側はすぐに負傷者を統治の病院や県病院に送って治療を始めた。(続く)



ちなみに日本でも時事通信が、

「幽霊だ!」で児童12人死亡=小学校の階段で将棋倒し−中国四川省

との見出しで、CHINA DAILYを基記事に追っかけてます。
→(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051027-00000077-jij-int



時事通信の死亡者数が一番多いのは、何かの間違いのはず。多分チャイナ・デイリーが間違った記事を書いたのでしょう。まさか英語の翻訳(しかも数字)すらできない人が北京特派員をやっているとは思えませんから。

ただ、地元の人間としては地元紙もぜひ参考にしてほしかった。



で本題なんですが、26日付華西で見出しにもなった「お化け」。


時事通信では「幽霊」。中国語ではどちらも「怪」。「幽霊」か「お化け」なのか、その明確な違いは分かりませんが、本日の朝刊では「怪」についてのくだりが跡形もなく消滅ちゃってますよね。


まるですべてが「社会の安定のため」という言葉に置き換わっているかのよう。


幽霊やお化けに怖がるのは全世界の子どもたちの普遍的な感情だと思うんですが、これも「社会の安定」を乱すおそれのある危険分子として、NGワードになてしまうのでしょうか。


だから本日の記事よりも、前日夜8時すぎに発生した事件を翌日送りにせずにちゃんと掲載してくれたことに感謝。そのおかげで記事の比較もできたわけですから。


日本だとそれが当たり前。もっと大きく展開すべきなんでしょうが、そこまで機動性のある報道をさせてたら、本当に「まさか」のことが起こった時に抑えが効かないということもおこり得るんで、お偉いさんたちにとってもその調整が難しいところでしょうね。


とにかく「奇っ怪」な話だったんで、なんか取り上げてしまった次第です。★★★☆☆
posted by 牧場主 at 22:19| 北京 | Comment(2) | TrackBack(0) | これは面白ニュース!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

大変です。塾長が……




ノックアウトされました。

もう2週間近く長引いていた風邪が引き金かと思われる胃痛、発熱、嘔吐、下痢の総攻撃に。



昨晩1時すぎから延々続いた苦痛の時間。


わたしの携帯に

「helpme」

のメッセージがとどいたのが午前4時前。
pとmの間にスペースを入れる余裕もないほど切迫した状況が伝わってきたのでした。


すべての力を奪われたそのさまは、「あれがあの輝いていた塾長か」と我が目を疑うほどに見るかたなし。


当然本日1,2時間目の「日本文化」の授業は休講。


小康状態になった午前9時すぎ、学内の病院にでかけてきました。
わたしも保護者として付き添い。


学内病院のため人が少なかったのが不幸中の幸い。
問診して、血を採って、診察して、点滴。ブドウ糖2本しめて5時間半。



塾長ピンチ.jpg

◎参考写真:在りし日のオーラのかけらもなし。ちなみにこの後は針で採血


ところで診察の結果は「急性胃腸炎」。
少しは落ち着いたようだけど、完全回復はまだ当分先のよう。

明日も2本点滴がっつりいきます。


ご心配の方は、

こちら(http://spaces.msn.com/members/kotaro-in-chengdu/

までメッセージでも(本人はまだ見れませんが)。
posted by 牧場主 at 22:19| 佐賀 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 他にもまだこんなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月25日

そして王座は族の手に



唐辛子下してQQ車ゲット
64秒で50本
32歳の彝族男性「辣王」に


【10月25日=華西都市報】

美食まつりの中最も注目される一戦ー「辣王争覇賽」の決勝戦が昨日午後、同まつりメーン会場の「一品天下」で予定通り開催された。予選、準決勝と勝ち抜いてきた10人の「辣兄辣弟」たちが再度集結。最高に張りつめた試合の結果、並みいる「辣手」たちを退け、凉山州出身彝族男性の吉俄依不干さん(32)が時価38888元の小型乗用車「QQ」を手に入れたのだった。



*ヨーグルトで口湿らせ準備万端

昨日午後2時、割れんばかりの歓声を浴びながら10人の「辣兄辣弟」たちが登場、彼らの目の前の長机には合計10枚の皿がおかれ、全ての皿には小米椒(唐辛子の一種)がちゃんと50本ずつ。各選手の後方にはそれぞれ審判員が一名ずつ控えて「マンツーマン」で記録する方式で、さらに公証人二人が現場を監督した。


18歳の徐凱さんは成都理工大学の一年生。でも彼を眼鏡をかけた上品な様子だけを判断してはダメ。唐辛子を食べるときの猛々しさは特筆もの。準決勝では2番目の好成績をおさめた彼は、「前日の準決勝のあと、口の痛さがまったくひかなかった。ここ数日あっさりした料理だけを食べてます」と説明。10数年間にわたる「辛さ知らず」としての実力があればこそ、決勝でも絶対に優勝、「辣王」になることへの自信が揺らぐことはなし。成都ではとにかく麻辣火鍋が大好きというアメリカ出身のカメラマンもまた、唯一の外国人招待選手として、主催者側の配慮で特別に決勝に駒を進めた。記者は辣兄辣弟たちがみなたびたび舌先で唇を湿らせ、手にヨーグルトの瓶を持っているのに気付いたのだった。



*唐辛子食い終えるとヨーグルトでケア

しばらくして、司会者が大会ルールを説明。試合中は必ず片方の手を背中に回し、唐辛子はもう片方の手で食べる▼必ず「噛む」こと。決して飲み込んではいけない▼食べ終わった際には本当に食べた痕跡があるか、審判員が口内を調べるーなど。「5、4、3……開始!」。司会者の号令一下、10名の選手たちは一斉に身をかがめ、狂わんばかりの勢いで小米椒をつかみ食べ始めたのだった。


ステージ下では観客の声援が大きくなるばかり。対照的にステージ上では「はあ、はあ」とうめくような声が聞かれ、隣をのぞてはあとどれくらい唐辛子が残っているかを確認。選手たちはとにかく辛さがたまらないようで、狼狽した様子で「あぁ、もう」など叫ぶ者、滝のように涙を流す者、鼻の頭を真っ赤に染める者、汗だくになりながら舌を出す者など様々な反応。しかしある動作だけは各選手共通。そう。テーブル上のヨーグルトを手にとっては一気に飲み干しているのだった。


審判員が「凉山州からやってきた32才の吉俄依不干さんが1分4秒の成績で優勝。『辣王』の栄誉を得るとともに、一台の赤いQQ車38888元相当も彼の手で運転されることになりました。また28歳の張暉さんが1分11秒で準優勝、アメリカからやってきた江南(ジェーナム)は昨日の成績こそよくなかったものの、2分39秒の成績で50本を間食しました」と宣言。



*「辣口」半日は話できず

各記者たちの「機関銃かピストルか」のような取材攻勢が吉俄依不干さんに向けられようとしたが、辛さのあまり鳥のくちばしのように口が腫れ上がった彼は、そばでふるえながら、半日かとも思えるほど長い間口を利くことができず。スタッフたちはただただ、彼をステージ裏に連れて行き水を含ませ休憩させるだけ。ほどなくして、特別に手配された場所にて改めて取材に応じることができたのだった。


ようやく表に出てきた「辣王」はまず遠い故郷にある祖母に喜びの電話をかけた。ただその声は未だにかぼそく、受話器に向かって「口の中が爆発したみたいだ」。吉俄依不干さんは成都市内のある料理店のくコックで、通常オタマを持っているときには、生の唐辛子を食べながらビールを飲むとか。眠る前には小皿一枚分の唐辛子を食べることでようやく寝つけるのだとか。周りの先輩たちは彼をして「辣覇天」と命名。「辣王」によれば、残念ながら彼は運転できず。自動車学校に通う必要があるため、しばらくの間は友だちに運転してもらって「QQ」車を走らせることになりそうだ!



【評】

もう誰もついてこないことなどお見通し。
とにかく自己満足だけのために今回もお届けします。


激辛王座決定戦@美食祭り のネタ


あまりはっきりとは分かりませんが写真ならこちらをご覧ください。
http://www.wccdaily.com.cn/pdf/2005/10/H102509a.pdf


注目の「ホットキング(辣王)」の行方。


彝族。というのがしぶい。



まず名前が渋い。


「吉俄依不干(jieyibugan)」


どこまでが名前だか分からない
長過ぎだし、読み方も分からない。


特に最後の2文字「不干」なんて曖昧すぎます。「〜しない」という意味なんで当然人名の後に「不干」とくれば、「吉俄依さんは〜しない」と読みとるのが普通。


かといって「ジエイブガン」さんならどこまで名字でどこから名前、なんてことも考えられるから、とにかく渋い。



また同じ彝族でも、私の知ってる彝族はからっきし辛いものダメな奴(http://itoyama.seesaa.net/article/7996282.html)なんで、彼との対比もまた面白い。



ところで少数民族に「辣王」の栄誉を持って行かれた地元成都人たちの心中、どんなものなんでしょうか。先日わたしは「辣王については特集を組んでほしい」とまで要求してましたが、覇者が成都人だったらなくはなかったかな、という感じです。



それから、ヨーグルトはやはり「いい食べ物」ということも分かりました。


もちろん「50本」に対しては焼け石に水であることは承知の上、ながらなんですが。



実は四川新希望乳業という乳製品メーカーがこの美食祭りのメーンスポンサーというカラクリもあるんですが、確かに生唐(「生唐辛子」の略ね)の攻撃から身を守るには、乳酸菌で壁を作ることが最も効果的かもしれない。

でも公式サイトのニュースページに「火鍋にはヨーグルトが最適」なんていうとてつもないちょうちん記事がとてつもない数載せられたりするあたり中国らしさを感じさせます。




さて、つわものどもがゆめのあと。

完全にまつりは終わってしまいました。


来年こそはわたしも…。


いえいえ。違う辛さを訪ねて世界のどこかにいるはずです。



お疲れさんでした。
一連の美食節シリーズは結構楽しんだんで総評でも★★★★☆
posted by 牧場主 at 22:19| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | これは面白ニュース!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月24日

んがっつぉ〜・らぬっ





の〜ら〜・ぞんぞん・のんわ・じぱ・ら・いぇ〜〜〜♪

でん・どぅ・ぞんじぇ・ぞんな・のんわ・じばら〜〜♪

でん・どぅ・らぬっ・ぞんじぇ・ぞんな・のんわ・じばら・イエ〜〜〜ィ♪

よん・しん・げちゃ・ま・んどぅろ・のんわ・じばら〜〜〜♪


のわ・じば・じっそー!

のわ・じば・にっそー!

のわ・じば・そーん!そーん!



Yoh,Yoh,ブラザーのってるかい?


わたしは全くのってけません。

でもフルコーラスいっちゃいました。
いや、いかされちゃいました。

レンチンワンジャ老師の目力(めぢから)によって。


字にすれば怪しげな呪文ですが、実はこれ、先週金曜に習ったチベット歌。


意味はよく分かりません。
その日のレンチン老師の説明、聞いてませんでした。
電子辞書ショックがまだ大きくて(笑)。


とにかく「幸せが来るように」と願う歌らしい。



週明け一発目の本日。


「今日は一人ずつ歌わせてやるぞ」


と勢いやってきたレンチン老師ですが、だれも自ら手を挙げず。


生徒一人ひとりの目をじっと見つめる老師の個人攻撃が始まりました。


「さくら(独唱)」を上回るE難度の「のわ・じぱ(独唱)」。


まずはレンイエンが被爆。切り込み隊長となりましたが、わたしはやつが心中歌いたがっていたのを知っている。だから問題なし。


さらに紅一点ならぬ白一点。イエロー・モンキー集う教室に送り込まれた西洋からの刺客、ヤンキー娘が続きました。娘もレンチンぞっこん病なのでいわば当然の成り行き。


つづいて先週から現れたアムド語を話す謎の中国娘。歌えて当然でしょう。それよりあなたは誰なのか、そちらを先に教えてください。



ここまではまあスムーズにいきました。


さて、ここから6人、普通の人間どもが残されたわけです。

好きで手を挙げる者などなく、目力にはさらに力(りき)が入ります。


一斉に下を向く一同。やはりこの辺の反応はみなアジア人。韓国もマレーシアもシンガポールも日本も共通しています。


あっこっちに近づいてきた。

わたしの前で停まりやがった。

ぜったいこいつ、わたしをレンイエンと同類だと思ってやがる。盛り上げ役はレンイエンだけで結構。「かませ犬」にしようというのですか?


「ゲサル。どうだい?」


名指しですか。
去ろうとしませんか。

私の悲しい目があなたの充血した眼には映りませんか?


で轟沈。教室内に4度目の


「んがっつぉ〜・らぬっ♪」


が響き渡ったのでした。


ちなみにこの曲。最初の4句は完全に民歌(民謡)調メロディーなんですが、後の3句は完全なラップ調。


ねぇ先生。

生徒に歌わせるまではまあいいんだけど、生徒よりノリノリ、振り付きで「じっそー、にっそー」なんてやっちゃうのはどうなんでしょう。下界に降りてきてもチベット人はチベット人なんだから。もう。


あと。わたしで終わりってどういうこと?

わたしの美声に満足したんだと受け取っておきましょう。



まあチベット人なら、カム、ラサ、アムドどの方言にも関係なく、誰でも絶対例外なしに知ってるらしいこの歌。

何か困ったら「最後の切り札」として使わせてもらいましょう。本当に幸せが来ればいいんだけど。



ところでチベット語の授業。いまだ脱落者が出ません。



クラスが始まった頃は、平均年齢の高さの方に驚いたものですが、もうかれこれ1カ月半。このモチベーションの高さは何でしょう。休んだ人間がいないというのは全くの驚きです。


12月下旬に本学期が終了してしまうため、そろそろ授業は折り返し地点にさしかかろうとしております。先頭集団との差が開きかけ始めたようで、若干かかり気味になりそうですが、無敗の三冠馬よろしく中盤からじっくり展開を見せてもらいましょう。


何言ってんだ、この後方グループが!!


という指摘も聞こえてきそうですね…。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エンジョイ!学生生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月23日

美食の宴はまだつづく




美味しくてしかも楽しい
大盛り上がりの美食祭り
人出20万人


【10月23日=華西都市報】

昨日は美食祭りが開幕して以来初めての週末、小雨に風も吹くようなあいにくの天候ながら、全国各地からどっと押し寄せてきたグルメたちを諫めることはできず、祭りのメーン会場「一品天下」および温江、双流など8カ所のサブ会場は、何かよからんことすら起こりそうなほど多くの人々であふれかえっていた。祭り組織委員会によれば、不正確な数字ながら、昨日一日でメーンおよび各会場にはのべ20万人を上回る人出を集め、本日はさらに多くの来場が見込まれるという。


§ 唐辛子早食い トップの子ども 逆襲にあって大泣き

昨日は「激辛王決定戦」の予選最終日。現場には数百人もの観客が熱戦を見守った。予選の成績順に200人が本日の準決勝に進むことになっており、決勝は2日後。これまでで最も成績が良かった「辛さ知らず」は実にとんでもない輩で、何と30本の小米椒を31秒間で完食したという。


一分も経たないうちに、現場で登録を済ませた選手10人が登壇。その顔にはほほえみも浮かんでおり、「開始」の合図とともに10人は一斉に食べ始めた。この競技、おしとやかさなとどはほど遠い熾烈な争いで、ある美女は口の中一杯に唐辛子をほおばりながら、それを飲み込もうと必死。さらに唐辛子を口に押し込もうとするものだから、その美貌もかたなし。さらに隣の子どもは飲み込もうとする動作と大きく息を吐き出そうとする動作の繰り返し。すでに唐辛子の威力をまざまざと受けているようす。48秒16!ある眼鏡をかけた子どもがまず最初に小米椒30本を完食。ただナプキンを手に取りあふれ出す涙を何度も拭き取る表情はなんとも可愛そう。その「可愛そう」な様がステージ下の観客たちの大爆笑を集めていた。


§ 牛乳一気呑み 代打「出征」の女性優勝

「わたし6歳なの。大人と競争できるわけないじゃない。絶対納得できないわ!」。牛乳早飲み競争の会場では、ある女の子が司会者を困らせる一幕も。もともとこの女の子、先に行われた一局ですでに敗退してしまったものの、その他4人の選手が全て成人だったことがお気に召さなかったとか。この時、ステージ下から一人の女性が高々と両手をあげ、「彼女の代打として出場して優勝を勝ち取ってあげるわ!」と宣言。その女性はステージに上がると、女の子から「出征」の了解を取り付けた。果たして。その女性は尋常ならざる「口」技を披露、同じ組の相手を負かしたばかりか、軽々と優勝まで勝ち取ってしまった。母娘ともに抱き合って喜び合ったのだった。


§ 面食ってお笑い「お口の訓練」

午後、温江国色天郷のサブ会場では「面食い」競争が上演され、観客を笑いの渦に巻き込んでいた。試合は4人が長さ2メートルの細長い麺を食べてそのスピードを争うというもの。初め1回だけ箸を使って麺を口にふくむものの、あとはすするか舌を使うだけ。麺が切れるか床に着いたら即刻退場という容赦ないルール。最も早く麺を食べきった者に優勝の栄誉が与えられる。


美女2人と細身の男性2人がそれぞれ「口技」を競いあった試合では、彼らはまず一席の腰掛けに座り、続いて係員が長い麺の入った大椀を床に置き、箸を使って参加者の口にそれぞれ麺を含ませた。さあ競技のスタート。4名とも麺がちぎれて床に落ちないように必死に見つめるまなざしで、最も早かった男性などは勢いよくすすり、口の中では舌先もうまく使いながら、とにかくとても真剣な様子。またたく間に顔は紅潮してしまい、そんな一挙手一動足が会場の笑いを誘っていた。日頃から間食をして「お口の訓練」に励んでいるのは女性だからか、この競技では2名の美女が優勝、準優勝ともに持ち去ってしまった。


§ 美食当てクイズ はちゃめちゃ回答にイケメンもかたなし

現場では「美食当てクイズ」のゲームもまた参加者たちの舌を満足させていた。ゲームが始まると、背が高い二人のイケメンが係員によって両目を布で覆われ、日頃よく口にする料理ながらも、その味付けは特製の料理4種類を試食。その酸味や甘味、辛さや痺れ具合などの味覚から料理名をあてるというものだが、じっくりと味わい飲み込んではみたものの、イケメン2人ははちゃめちゃ珍回答を連発。うどんを凉皮(中華風ところてん)といってみたり、竹筒で蒸したご飯が餅米に変わったり…。


【評】


前日の日記では、よってたかってさんざんなことを書いた「美食祭り」ですが、同じ日にこんな楽しいこともあったんですよ、というフォローの意味を込めて今回の記事をお伝えします。



それにしても。


やっぱり恐れていたとおり、メーンイベント「激辛王決定戦」は小細工なしの直球勝負だったんですね。


テレビ東京も一度これくらいストレートな激辛王座決定戦をやってくれれば、低予算で刺激的な番組が作れると思うんだけど…。

管轄官庁の総務省だけじゃなく、厚生労働省からもおしかりの通達が出るのは間違いないところです。



さて。

30本を31秒で食べきる人もすごいんですが、涙をこらえながらも「死ぬときは必ず前に倒れで死ぬ」みたいにやる気を見せる子どもたち。四川の未来はやっぱり安泰(変わりようがない)なと安心できる一幕です。



ほかにも牛乳一気飲みや目隠しメニューあてゲームなど日本でもおなじみ「おばかゲーム」たちもなかなか好評だった模様。


初耳だった麺すすり競争なんかも、「女性が1位2位独占」なんていう、日頃の「お口の訓練」を連想すれば、ちょっといやらしく思えなくもない結果が出たりして、こういうイベントものの「ありました原稿」としては面白さ倍増。


ちゃんと現場を見た記者が、その様子を楽しみながら原稿を打っていることも分かります。だから生き生きとした文章で読んでる方も楽しくなってくるし。



ただ、ちょっと調子に乗っちゃったかなって部分も。
とにかくよく美女が登場すると思いません?


まあ「美人看護婦」とか「美人教師」などという台詞はスポーツ新聞や週刊誌なんかではよく踊る見出し(現実を知ると「どこがっ!」というケースがほとんど)ですから、それと同じなのか。

それともここは「中国一の美人の産地」ですから、ほんとうにそんなチャレンジャースピリッツにあふれた「めいにゅう(美女)」たちがいらっしゃったのか。


もう少し行くべき時間をちゃんと調べていけば、そういう生の面白い場面を見れたのかなぁ、とちょっと手抜きを反省したわたしでした。


今後の興味はただ一つ。明日にも決まる激辛王の特集を組んでください。四川の英雄。とっても興味があります。期待値込めて★★★★☆
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | これは面白ニュース!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月22日

食在広州より吃在成都




友だちジエジュンジュさんが成都に戻ってきたんで案内を頼んで行ってきました。中国国際美食旅遊節(http://itoyama.seesaa.net/article/8252884.html)。


メーン会場は成都市西部金牛地区に建設された、その名も「一品天下」という巨大フードコート。総面積14万平方米、建坪10万平方米。「成都美食文化、餐飲の最高水準の美食街」とのうたい文句を実践せんと、市内の超有名料理店の巨大支店(日本の巨大パチンコ屋くらいの大きさ)がかき集められ、軒を構えておりました。

現在もまだ完成度は85%。全工事完成予定は2006年10月。上海の新天地、北京の三里屯に劣らぬ美食天国を目指すという、とにかく


「バブル」

「バブラー」

「バブレスト」


な一角なのでした。



美食節1.jpg

◎参考写真:いきなり箸とパンダと唐辛子がお迎え。このセンスはさすが



基本的には全長一キロくらいの通り(美食街)沿いにどでかい建物をどかんどかんと並べて、中にたくさん食い物関係のテナントを入れましょう、というコンセプトでした。


確かに道の片方側はほぼ建物ができあがってますが、もう片方はまだ土が剥き出しだったりして、やっつけ仕事がお上手なお国柄らしいな、と関心。


ところで、小雨まじりながらも、だからこそなのか、建物のなかは超超混雑しておりました。


とくに成都名小吃区は黒山。陳麻婆豆腐、龍抄手、韓包子、夫妻肺片など成都が全中国に誇る老字号(老舗料理店)の精鋭たちが1〜3元くらいでちょこっとずつご自慢の有名料理を食べさせてくれるので、各店のブース前はよってたかってバスに乗る時みたい。汽車のチケット買う時みたい。



美食節3.jpg

◎参考写真:食いもん買うのも競争。成都人ジエジュンジュの何と頼もしかったことか


私も園湯、甜水面、エビの串揚げなどに手を出してみました。


が、普通。

そこいらの店で食うのと同じですね。

まあ、成都一の繁華街「春煕路」を端から端まで歩かずとも龍抄手、韓包子の料理が食えて、さらにその後55番バスに乗らなくてもマーボー豆腐まで食えるかと思えば、ちょっとくらい人民と争奪戦を繰り広げて小吃類をゲットする方が楽なような気もします。


実はこのメーン会場以外にも8つもの別会場があって、そっちでは、

真っ赤なやつや真っ黒なやつや近づいただけで病院送りになるようなやつなどなど、すごいもんが蠢いているのかもしれません。主会場はどうしても基本路線、安全路線でいってしまうのでしょう。


会場には台湾料理、韓国料理、日本料理、インド料理を食わせてくれる店もありました。カップラーメンだけを食わせる店までありました。節操はありませんでした。


インド通を気取ってしまうわたしなので、インド料理屋に入って「ちょこっとチャイでも」と言っチャイました。


でもね、ミスタル。そこの印度女乃茶(インドミルクティー)の方が秀逸ね。シナモン、ナツメグ、クローブの三種の神器は使っておりません。ミルクも色づけ程度のかなり薄め。だからいわゆるイングリッシュティー。

さらに店内では生のジャズ演奏が聴けるんです。インドのはずなのにブルージー。ガラス一枚挟んだ外界では、人民たちがひしめき合いながら、近寄りがたそうな目つきでこちらを眺めております。てれちゃいます。でも実際には一杯5元だったのでそうお高くもないのにね。


なぜインド人が右手しか使わないのか、左手は何に使うのか。暇だったので、ジエジュンジュさんに丁寧に教えて差し上げました。東アジア以外アジアの大半の国でおちょうずをつかうことが、中国ではほとんど知られてなかったことが分かり、こっちがびっくりしてしまいました。




美食節2.jpg

◎参考写真:客がいなかった細工技展。食えないからか?わたしは生詞「肚兜(赤ちゃんの腹掛け)」を勉強



さてまとめ。

わたしは美食祭りが好きです。美食でなくて普通でもOK。屋台が好きだし。夜店が好きだし。


わたし的に評価が高いのは福岡で毎年秋に開かれるアジアマンスのメーンイベント、アジア屋台(http://www.asianmonth.com/2005event/yatai/index.html)。

本格エスニックブームが訪れるかないかの十数年前からアジア各国の地元料理をできるだけ地元の味付けで紹介。異なる食文化を理解することで異異文化理解の第一歩を刻もうという狙いは、ちょうど外国に興味を持ち始めた頃のわたしの心意気とも合致して、今でもかなりのサポーターです。


そんな期待を胸に今日の美食説にも出かけたんです。


でも、う〜ん。

都市計画自体を「美食」で貫こうという成都市の心意気は評価します。例えその決定過程がどうあったとしても。でもお金を掛けない盛り上げ方がもっとあっていいと思う。「一品天下」を恒久的なフードコートにしてしまったのはかなりバクチでしょう。別にここでなくても同じ料理は成都市内で食べられます。勢いに任せて作っちゃった、の印象が強すぎ。それともわたしの方が成都人の食へのこだわり、執念を軽く見ているのでしょうか。


ただ会場各地に張り出してあった「吃在成都」といううたい文句は気に入りました。広東料理を形容した有名な「食在広州(食は広州にあり)」より、もっと食べる楽しみ自体に傾倒する成都人の心意気をうまく現しているようで。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まちかど歩けば新発見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月21日

お犬様入校なりませぬ




川大:禁狗入校


【10月20日=華西都市報】

昨日、四川大学望江校区の門に一枚の公告が張り出され、人々の関心を集めていた。その公告によれば、キャンパス内の環境をよくするため、どの職場のいかなる身分の人物であっても事務教育地区内に犬を連れ込んではいけない、と要求。「違反犬」は学校の保衛部門によって即刻「処置」される。公告が正式に発効された一日目となる昨日、記者が話を聞いた人たちの間には、新ルールを歓迎するもの批判的なもの、見方はまっぷたつに分かれていた。



禁狗入校.jpg

◎参考写真:「川大校園禁狗」という絵説き。もうちょい工夫しようよ。ね!


▼禁令開始:校内で犬の害なくすため

「禁狗(犬)令」はキャンパス内の至るところに張り出され、その内容は「各家庭、生後3ヶ月以上の犬は一匹しか飼ってはいけない。校内の事務教育エリアに犬を連れ込むことは厳禁で、外部の人間が校内で散歩させることも禁止。犬は草むらや植え込みのほか、体育館や図書館にある緑地帯に入ることもできない。壁で囲まれた住居エリアの外に出ることはできず、犬を散歩させるときは必ず縄付き。ひもの長さは1、5メートル以内。ハスキー犬やチベタンマスチフなどの大型犬を飼うことも禁止。もし違反が発覚したときは、保衛部門の担当者が即刻捕獲または処置する」というもの。この「禁狗8令」のは、学校保衛部門および望江路派出所が発したもので、条文には、通告は10月20日より執行と書かれている。



▼各方面の反応:悲喜こもごも

「禁狗令」に対して、同大環境学院の研究生李さんは十分賛成の立場。「毎日登下校のさい必ずと言っていいほど路上で犬の糞を見かける。もしこのままの状態が続いたら、学究者たちの象牙の塔というイメージは変わってしまいます」。川大望江校区教職工家属生活区中興村に暮らす一人の退職教師は「子どもたちも身辺から離れ、犬たちがいるからこそ孤独も紛らすことができていた」と悔しげ。彼はアパート1階で二匹のポメラニアンと生活していたが、新しい規定によって1匹しか飼うことができなくなったため、この日午前、一匹を手放したばかり。その心中たるやとても悲しげな様子だった。


この昨日発効したばかりの「禁狗令」に対して、学校内は至って静か。同大関係者によれば、四川大学は事務教育エリアと学生、大学関係者の生活エリアによってキャンパスを構成しているため、犬を飼うことは校内の環境に一定程度の影響を与えていた。学校側による今回の決定は校内浄化が目的であり、また新ルールが発効して以降、多くの人たちからは「評判は非常に良好。大多数の人たちがわれわれ学校側の方法を支持している」との反応を集めているという。



【評】

これも「文明都市」(http://itoyama.seesaa.net/article/7094341.html)の影響でしょうか。


校内浄化。


浄化すべきは犬ではなく、堕落した○○のような気もしますが…。


なんて毒を吐くつもりはありません。


実は犬だけじゃないんです。

四川大でお目にかかることができる動物ってのは。


犬、にわとり、ねこ、うさぎ、りす。
そして最も身近なのは当然、ごきぶり、ねずみ。


教育エリアと住居エリアに分かれている川大キャンパス。住居エリアは基本的に教師や事務職員たちが暮らしている所なんですが、その規模といったらさすが国家重点大学(無関係?)。もう巨大団地です。

大学の中に住宅街があるのか、住宅街の中に大学があるのか分からないくらい、「この人ホントに大学関係者?」みたいな人がたくさんいて、昼間から麻雀したり、トランプしたり、お茶飲んだりしてます。


だから成都に限らずこのところ中国中の大都市で犬猫を盲愛する市民がねずみ算式に増えているように、校内にも当然ペットを飼っている人たちがいて、やはり昼間夜間限らずにうろうろちょろちょろさせてますね。


わたしが一年前に住んでいた留学生寮はキャンパスの一番北の端、かなりぼろいアパート群の向こうにあるため、教室に通うときも、買い物に行くときも、とにかくその住居エリアを通るわけです。


シェパードを調教(もちろん鎖などつけずに)するオヤジや、ブタ犬とじゃれ合ってるじいちゃんがいたりして、「犬嫌いの人だったら近く通れないでしょう」と思ったことも多くありました。

その光景が今後一掃されるのかと思うと、また青春アルバムの思い出が一枚、焼却処分されるのか、と甘く切なくやるせない気持ちがしなくもなくもないんですが、そんなことより、


ねえ、新聞記者さん。

「処置」ってなあに?

まさかその場で天国行きの片道切符を渡してしまうの?


詳しい説明書いてないですね〜


怖いですね〜

怖いですね〜


それではっ。
それではっ。


30代以上限定、淀川長治風でお送りしましたが、新ルールの効力がいかがなものか。再訪の際の楽しみにさせていただきます。


最後に。また写真を勝手に掲載しましたが、それは意味あってのこと。四川の新聞社、華西都市報に限らず写真のレベルが実に低いと思います。今日のこれも専門の写真記者が撮影したものだそうです。みなさん、わたし的に非常に評価の高い新京報を見習ってちょうだい。そうわたし的に勝手に思ってしまいます。★★★☆☆
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | これは面白ニュース!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

Oh,my電子辞書よ何処




もう遅い


やっぱりそうなんだ


勉強で手抜きはいけません


酒の飲み過ぎはよくありません


学生を悪の道に導くのはよくありません


とにかく日頃の行いには注意を払わないといけません


それは電子辞書がなくなってしまうから


日中英を完璧にこなす優良秘書


学習意欲壊滅の危機も近い


朗報は一向に届かず


アイヨ〜
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 他にもまだこんなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月19日

新歓活動も楽じゃない




大学非公認団体として「西南民族大学保齢球隊」が発足しました。



産声をあげたのはもう10日以上前の話なんですが、とにかく


目標はただひとつ。 


周り(成都)にいる日本人、外国人がらみのボーリング愛好者どもを、水戸黄門最後の5分間よろしく、ばったばったとなぎ倒すことにつきます。特に四川大留学生隊のやつら。


隊員(メンバー)は3人。


これには監督とキャプテン、それに会計(別に書記でも可)が含まれます。


塾長と日本語科四年生で自称「恋愛方法の達人」、およびわたし。



ちなみにキャプテンを務める「恋愛方法の達人」ですが、かねがね美人秘書として登場、現実とのギャップに各方面から苦情が寄せられたからという噂もありますが、とにかく本人も気に入っているようなので、このたび晴れてあだ名デビューを果たすこととなりました。


とにかく勇猛果敢、眉目秀麗、出前迅速、落書無用な3人組であっても、中国にいれば嫌でも思い知らされる教訓は「数こそが力」でありまして、「少数精鋭」などと口走ってもそんな奴らは即ゴミ箱行きの恐ろしい世界。


要するに隊員の補強こそ我が隊緊急のテーマ、なわけです。
とにかくPK戦もできるように5,6人が最低ライン。


ただ、いくら超いけてるなわれわれであっても、野望が野望なんで、その辺の軟派サークル(果たして中国にあるのか?)と間違えて入ってきてもらったら痛い目を見ることになるのがオチ。互いのためになりません。


「楽しみながら」なんて甘っちょろい言葉もまたゴミ箱行き、とにかく「勝利最優先主義」で勝てる人材を求めていくのこころ。


もちろん課題も山積。


大学南門の道路向かいにボーリング場があって、そこをホームグラウンドにしておりますが、安い時間帯でも1ゲーム4元(学割で×0.88に)。学生にとってはこの出費は若干敷居が高い。


さらに先学期まで成都郊外双流にある田舎校舎で「監禁生活」の日々を送っていた生徒たちは、ルールも一から勉強しなければいけない。そのうえ「保齢球」への誤ったイメージの払拭(どうもオヤジスポーツだと思っている節がある)も必要だから、その敷居は棒高跳び用ポールを使って肥えなければいけないくらいの高さに。


出費については、ブルジョワ日本人が湯水のごとく資金を提供してやってもいいのですが、身を削ることこそ成長の第一歩。


とにかく一人前のアマボウラーとなって巣立つため、お安くない授業料を払う覚悟があって、さらに日中友好の高き志がある人材を我々は求めているわけ。そう。壮大な計画は緒についたばかり。いかなる困難も喧嘩上等。新入歓には予断を許さずに取り組んでいるところです。



だから、かどうか知らないが、今晩は美人秘書の片割れ、メイジリーの入隊試験を兼ねた定期練習会が開かれたんですが、これがもう。前途の多難さを象徴するような惨劇。


投げ込むごとにスコアを上げる男性班2人に対して、保齢球2回目というメイジリーはほとんど「Gー」だけがスコア表に埋め尽くされるという展開。「フォームはいいんだけどねぇ」なんて思ってたんだけど、よく見たらフィニッシュの時の両足の位置が前後ろ逆だったりする不思議な女の子。


さらに頼みのキャプテン(恋愛方法の達人)さえ、これまで登り調子だった時の感覚を忘れ、レーン上で三回も尻もちをつくという醜態。


お前ら神聖なレーンに恥ずかしいとは思わんのか!
お前ら神聖なレーンを吉本の舞台と勘違いしとるんか!



傍らにはゲストの身分として招かれた成都のティンカーベルの姿。その可愛らしい異名とは裏腹、実は四川大学留学生保齢球隊からの刺客だとにらんでいるミンシーズの目の前で、ふがいない現状を晒す羽目になったのでした。


小金持ちぶりを発揮して毎夜毎夜、保齢球打ちに行く川大(留学生)の奴らめ。


せいぜい一時の繁栄を謳歌するがよいさ。


こちらはこちらで「民族」の意地がある。
とりあえず年内には形にしてやるからな


覚えてろよ!


またしても純な学生をいたらぬの道に誘う日本人でした。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | いろんな交流してます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

超泣き女にわたしまで




シャオカオと雪花ビール2本の晩飯を終え、ホームグランド「漫漫来」に再び戻ってきたのが午後9時ごろ。


店内で夕食を済ませてた塾長が何やらけわしい表情。


「女の子が泣いてんだよ。さっきから。パソコンしながら」


「んなわけないじゃん」


ほろ酔い気分で簡単にあしらうわたし。
でネットを始めたんですが、


数分後には、


「うっ、うっ。(カタカタ、カタ、カタカタ)」


店内に低く響き渡る女性のむせび泣く声。


「うっ……。(カタカタカタ)。……。うわ〜〜〜〜(号泣)」


おっ、ほんと泣いとる。
チャットばしながら泣くげな初めて聞いた。


別れ話やろうねぇ。


おっ塾長からファイルが送られてきた。
やまたつの「Christmas Eve」やなかね。
さすが塾長。クリスマスまでまだ2カ月以上、準備のよか話ばい。



makoto の発言: (9:16:13 PM)
ファイル受け取ったばい。ほんなこつありがとね。きっと君はこな〜き♪

makoto の発言: (9:17:06 PM)
すいません。小泣きじゃなくて、大泣きでした

東京小猪 の発言: (9:17:17 PM)
泣きすぎでしょう

makoto の発言: (9:17:26 PM)
抱きしめてやってよ

東京小猪 の発言: (9:17:39 PM)
むりえよ

東京小猪 の発言: (9:17:51 PM)
顔がくずれすぎ

東京小猪 の発言: (9:18:07 PM)
ヘッドホンしててもきこえるよ

東京小猪 の発言: (9:18:21 PM)
これパソコンのマックス

makoto の発言: (9:18:24 PM)
俺も。成都に来てこんなにかなしくなったの初めてかも

東京小猪 の発言: (9:18:46 PM)
なきすぎだよ

makoto の発言: (9:19:16 PM)
悲しいとき〜

makoto の発言: (9:19:18 PM)
漫画喫茶で泣いてる女の子を見たとき〜

東京小猪 の発言: (9:19:38 PM)
漫画喫茶で泣いてる女の子を見たとき

東京小猪 の発言: (9:20:06 PM)
悲しいとき〜

東京小猪 の発言: (9:20:23 PM)
泣ける相手もみつからないとき〜

makoto の発言: (9:20:54 PM)
悲しいとき〜

makoto の発言: (9:21:00 PM)
店員も日本人も、だれも彼女に声をかけられないとき〜〜

東京小猪 の発言: (9:21:35 PM)
店員も日本人も、だれも彼女に声をかけられないとき〜〜

東京小猪 の発言: (9:21:49 PM)
悲しいとき〜

makoto の発言: (9:22:06 PM)
悲しいとき〜

東京小猪 の発言: (9:22:34 PM)
店員がティッシュの減り具合がいじょうに多いと思ってるとき〜

makoto の発言: (9:23:06 PM)
悲しいとき〜

makoto の発言: (9:23:13 PM)
○ちゃん(レンイエン)に「おまえが行け!行け!」っていっても無視されワンピースを読まれ続けてるとき〜

東京小猪 の発言: (9:23:29 PM)
○○さん(わたし)いけば?



成都にしては珍しく、小雨交じりの肌寒い秋の夜。


店内にいるのは、わたしら日本人常連3人以外、老板含めた従業員数人とパソコン前から離れようとしないその20代前後の中国人女性一人。



もちろん彼女は自分以外に客がいることを知っている。


でもまったく恥ずかしいことなんてないんだろう。
感情を隠すでもなく泣く。泣く。鼻をかむ。また泣く。


十数分おきにキーボードを打つ音とが聞こえたかと思えば、その数十秒後には決まって嗚咽が聞こえてくる。


かれこれ、店に戻ってきてから一時間以上。
それが永遠に繰り返されるかのような感覚。

とうぜんほろ酔いなどとっくにさめてしまいました。


この異様な雰囲気に包まれてしまった店内をどうにか変えなきゃいけない


そう思いまして、またしてもiTunesの力を借りることに。

ボリュームは比較大。
若干、彼女の耳に届けの思いも込めて。



☆1曲目=「大迷惑(ユニコーン)」


この悲しみをどうすりゃいいの。
誰がボクを救ってくれるの。

こいつはまさに大迷惑。

町の灯りうるんで揺れる
涙なみだのものがたり

こいつはまさに大・迷・惑!

(きみ以外のみんなの気持ちよ。聞こえた?)


☆2曲目=「明日があるさ(ウルフルズ)」


明日があるさ、明日がある。
若いボクには夢がある。

ある日、突然考えた。
どうしてボクは頑張ってんだろう。

いつかきっといつかきっと
分かってくれるだろう。

(あなたの気持ちも分かるけど。ここは公の半場所だし…)


☆3曲目=「わかれうた(中島みゆき)」


道に倒れて誰かの名を
呼び続けたことがありますか

別れはいつもついてくる
幸せの後ろをついてくる

恋の終わりはいつもいつも
立ち去るものだけが美しい

残されてとまどうものたちは
追いかけて焦がれて泣き狂う

眠れないわたしはつれづれに
わかれれうた今夜も口ずさむ

(まだ泣くのね。もう思い切り泣けばいいじゃない)


☆4曲目=「もらい泣き(一青窈)」


え〜い〜や〜、君からもらい泣き

やさし〜い〜のは、誰です

12時過ぎてならすメロディー
迎えが来ないシンデレラ

明日笑える初めの一歩
体で教えてほしいほしい、ほしい

え〜い〜や〜、君からもらい泣き

(なんか、わたしらまで悲しくなっちゃうよ。)


☆5曲目=「巡恋歌(長渕剛)」

好きです好きです心から
愛していますよ、と

甘い言葉の裏には
一人暮らしの寂しさがあった

寂しさゆえに愛が芽生え、
お互いを知って愛が終わる

別れは涙で飾るもの
笑えばなおさら惨めになるでしょ

こんなに好きにさせといて
勝手に好きになった、はないでしょ

逆恨みする訳じゃないけど
ほんとにあなたはひどい人だわ

だから私の恋は巡り巡って振り出しよ
いつまで経っても恋の矢はあなたの胸には刺さらない


悔しいけれど惚れたのは
どうやら私の方だったみたい

別れの舞台はどこで?、などと
おどけてみせるのもこれで最後ね

さようならさようなら
心通わぬ恋などさようなら

こらえきれない涙よ
できることなら笑いとなれ

だから私の恋は巡り巡って振り出しよ
いつまで経っても恋の矢はあなたの胸には刺さらない

(がおー。がおー。感極まって心で涙するわたし)



もうここがクライマックス。


こんなに臨場感あふれる巡恋歌を聞いたのは生まれて初めてです。
たぶんこの先もあり得ないでしょう。


長渕の若い頃の声と、絶妙なタイミングで合いの手を打つように入ってくる女の子の泣き声。


たまらず服務員が声をかけに言ったんですが、逆に風船に針を刺しちゃった時みたい、とうとう悲しみが爆発してしまいました。その声はせきを切ったようにボリュームアップ。



曲ネタも尽き、あとはお通夜のように閉店を待つばかり。


わたしらは11時をもっておいとまいたしましたが、横目でちらりと見た彼女は、まだまだ腰を上げる気配はなし。


パソコンの前にいる限り、その恋愛エネルギーは無尽蔵。
それどころかどんどん自己増殖を続けているかのよう。



帰り道。
塾長と今夜の復習。


「いったい何の話だったんだろう。やっぱ別れ話?」
「でも別れ話だったら3時間近くも続かないか」


「男がきれい事言って分かれようとしてんだよ。言葉で納得させようとするからあんな時間もかかる。結局無駄だったみたいだけど」


「女の子の方もそのたびに昔のこと思い出したりして。だからあんなに何度も泣き崩れてたんだ」


これは世代のギャップなのか。
国民性のギャップなのか。

とにかく。
いい勉強させてもらいました。


彼女の未来に幸あれ!

です。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 他にもまだこんなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月17日

終戦記念日ああ結束了



我らが若鷹軍団、新生SBH(ソフトバンク・ホークス)としての一年目が終わりました。


パソコンにかじりついて、某スポーツ新聞社サイトにてリアルタイム更新を見守り続けたパ・リーク優勝決定戦。



浪速からガッチャマンヘルメットのオヤジ軍団が福岡にやってきたときからだから、ファン歴はかれこれ18年。今年はホント向かうところ敵なし、史上最強だと思っていたけれど、大願を成就させる2歩ほど手前であっけなく終戦記念日を迎えてしまいました。


幸先良く2点を先制したものの、その後追加点とれずに終盤逆転を許す


という負けるときの最悪パターン。



もちろん、野球は来シーズンがあるからやりなおしOK。



でも、このところ常勝軍団ホークスのペナント制覇以上に毎年欠かさず繰り返されながらも、「ちょっと間違えちゃったね」みたいな失敗が絶対許されないこと。ありますよね。



そう


らいおんはーとの靖国詣で



秋の例大祭にあわせたのか、神舟6号の着陸成功にあわせたのか、パリーグの優勝決定戦にあわせたのか。



わたし自身は、なにか「こと」が起こった場合、昔からのくせで斜に構えてしまうだけで、いまいち真剣に考えられれない。もやもやした気持ちがたまってしまうだけ。



ついでなんで、ホント久しぶりにわがiTunesにて「らいおんハート」を再生してみましたが、



失ったものはみんなみんな埋めてあげる

見せかけの恋に嘘を重ねた過去


漠然とした気持ちは当然晴れることなく、そんな歌詞だけが心に引っかかったのでした。



とにかくホークス戦の戦況を知るために速報サイトの窓を開きつつ、網の上をずっと波乗りしていたんですが、


靖国の話題については、


中国雅虎(Yahoo)の掲示板はもう罵詈雑言のゴミ箱。
各人それぞれRPGを楽しんでいるような感覚。
冷静な議論などはなから期待できるはずもなし。



漢字に疲れ、インドのメディアに潜ってみれば、至って静かなもの。

パキスタンの地震がトップにある以外はほとんど欧米ネタ。
小泉靖国も神舟帰還も仲良く蚊帳の外になっていました。



中国在住ブロガーたちは、自分たちが肌で感じたこと、それぞれの思いをエントリー。


別に中国にいるからといって、「反対」ばかりでないところが、逆に「健全」だなと思う。



最後にもう一つ


心灰意懶(意気消沈)なできごと。


10月から民族大の日本語科一年生のクラスも受け持つことになった塾長。

これは新入生の場合、入学から一ヶ月間にわたって軍事教練を受けなければならないから。

ですから、一年生総勢40数人の中に一人チベット(蔵)族がいるよと聞いたのは先週になってのこと。


実は日本語科3、4年生計約70人には一人の蔵族もなし。民族大に来てからずっと、チベット語と日本語をそれぞれ教えあう「相互学習」ができないものか、と狙ってたんですが、「この機会をのがすな」とばかりに塾長を通じて向こうさんのご意向を聞いてもらってたのでした。


まあ、このわたしから誘われて断る日本人学習者なんて万が一にもいようはずないんですが。



で、その結果は今日の午後。


「チベット族の子に聞いてみたよ」


(今習っているカム語が話せるカム出身ならいいな)
(ラサ周辺でもその内ラサ語もするからOK。アムドだと×だな)

「で、どこの出身だった?」


「…その子ね、藏族だけどチベ語しゃべれないんだって」


「えっ、うっ…」


という成り行き。


チベ語しゃべれないチベット族。


中国語がしゃべれない中国系アメリカ人や、日本語のしゃべれない日系フィリピン人とは意味が違います。


日本語勉強する前にやることがあるでしょう。


そう思いたい気持ち一瞬にして沸き立ちましたが、それは決して彼女が悪いわけではない話でありまして。


なんだか苦い思いばかりが巡り巡る一日なのでした。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと思ったこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月16日

激辛王座決定戦だとぅ




めざせ「辣王」の栄冠
成都の激辛狂、早くもヒートアップ


【10月15日=華西都市報】

ことわざによれば「四川人は辛さを恐れず、湖南人は辛くないのを恐れ、辛さを恐れないのは貴州人(四川人不怕辣、湖南人怕不辣、貴州人辣不怕)」。昨日、2005中国国際美食旅遊節における最大の見どころ、一般市民自らも楽しめるコンテスト「辣王争覇賽(激辛王座決定戦)」への参加申し込みが、成都の「辣民」たちの割れんばかりの関心を集め、始まった。


「辣王争覇賽」への応募はまだ続いており、18才から65才で、他の人間と自分のどちらが激辛好きかを知りたい人であれば誰でも無料で参加できる。予選、準決勝、決勝と皿に盛られた火のように真っ赤な「小米椒」を食べて、一本の血路を突破した者だけが「辣王」の玉座を手に入れ、優勝賞品である奇瑞社の小型乗用車「QQ」を運転して帰宅することができる。



*辣兄も辣妹もQQのために

午前8時を過ぎたばかり、一番に受付の専用電話にかけてきた女性の白さんは自信たっぷりに「優勝は私以外あり得ないわよ!」と宣言した。30才の彼女は幼い頃から唐辛子が好きで、食事は毎回「辛くなきゃいや」。荷花池で商売を営む徐さんは友だちから「辣王」の称号で呼ばれ、唐辛子といえば、かなりの経験があるとか。「小米辣だろ。あれは香辣。野山椒の方がずっと辛いよ!試合の時は辛さを比べるだけじゃなく、その食べる速度も競わなきゃいけないだろうね」との見方。記者は、参加希望者の多くが20歳前後の若い男性が大部分を占め、女性参加者の年齢も比較的若いことを発見。しかしどの参加者も全く包み隠すことなく、「辛い料理を食べれる上にQQももらえるんでしょ。そんな機会逃せるわけないよ」。



*外国からの「刺客」も

外国人のほうが我々四川人よりも辛いものを食べることができるって、あなたは信じられます?「辣王争覇賽」には外国からの激辛好きも一人迎えることとなった。アメリカ人のジョナハンは在四川7年、四川人の友人との火鍋店でのシャオカオ屋台での経験が、彼を一人前の「辣芸」の持ち主へと鍛え上げた。


ジョナハンは写真家で、彼と最初に接しした人はほとんど全員がその流ちょうな四川語に驚くという。その時彼は決まって得意げに「ははー、四川の辛いものを食べれば四川語も速くマスターできるのさ!」。火鍋を食べるときはいつも、ジョナハンは「特辣(激辛)」を注文。その結果、ほとんど全ての友だちが彼と一緒に「特辣」の苦しみを分かち合いたがらなくなったというエピソードも。ジョナハンもまた「辣王争覇賽」については自信十分で、「長年にわたる激辛経験で、王座獲得は問題なしだね」とかなり鼻息荒らし。



【評】

いわゆるイベントの参加者をかき集めるための「募集記事」。


そのイベントとは、「美食のメッカ」である四川省成都市が全中国、および全世界から人と金を集めようとたくらみ、毎年秋に開くフードフェスティバル。今年は18日から26日までの9日間。


お決まりの回顧モードに入っちゃいますが、去年の同イベントではオープニングパレード時、イエロー・モンキーでも一応は「外国人」ってことで四川大学海外教育学院から借り出された一員として、何故かサンバダンスの年増&厚化粧おばちゃんたちとともに成都の目抜き通りを練り歩いたわたしです。


そのときが記念すべきCCTVデビューとなったわけですが…。



でもね。

いつもと同じように教室に行ったらそのままバスに乗るよう指示され、会場に連行された当時と今回とでは、わたしのあり方が根本的に違います。


中国滞在一年を経て、中国語能力もレベル1から飛躍的に上昇、情報収集能力、および情報分析能力も桁違い。ブロンズクロスとゴールドクロスの違いくらいは正直ありますね。


それでも、今回まずこの記事の見出しを目にしたときの抑えきれない衝動はどう表現したらいいのでしょう。

ちょっとステップ踏んじゃうくらいはしゃいじゃいました。


日頃から、

「辛くなければ火鍋ではない」
「辛さの海に全身をゆだねろ」
「日の丸の赤は実は火鍋の赤」


など、虚実織り交ぜさんざんなことをいってきたわけですから。


とにかく新聞紙に食いつきそうな勢いで、読みついちゃいました。



自信家ではありません。それに一応日本人、身の程わきまえてますから自分が一番じゃないってことは分かります。


アホにはアホのさらに上手がいることくらい。


でも参加することに意義がある。


「辣王」


だれがその万人羨む称号を手にするのか、極めて知りたい。


さらに根本手金は「ホット(辛い)」な奴らと時間を共有したい。


と思ってしまうのが人情なんですが、記事を訳していくうちに若干の疑問点。そこでイベントのHP(http://2005msj.scysw.com/lajiao/index.asp)を調べてみました。


で、結論。


コンテストへの興味は半減どころか打2折(8割引)。


少なくとも「参加したい」なんて思いは消え去りました。

だってこんなコンテストに「誰が?」って感じですよ。


将報名者分組初賽,毎組20人;毎人以最快速度吃下面前25只小米椒;選手参賽時間将被記録下来,在比賽現?進行公布。在初賽最后一天選出吃辣椒速度最快的200名選手進入?賽。?賽、决賽同是比比誰吃辣吃得更快。

参加者は予選を20人ずつで戦い、各人が準備された25本の小米椒を食べてその速さを競う。各人の完食時間のデータは試合会場で公表され、予選最終日までに上位200名に残った人たちで準決勝を争う。準決、決勝は同じように誰が一番早く食べ終わったかを競う。


です。

そう。私は良識派の激辛好き。


あくまで「美味しくて辛いもの」を求め続けているのです(最近は「辛くて美味しいもの」という話もありますが)。


唐辛子に敬意を払わないわけじゃないけど、これでは練りわさびや和辛子を刺身やおでんにつけずにどれだけ食べれるか、という「きわもの競争」の部類。


唐辛子自体をどれだけ食べれるかなんていう野蛮な競争に参加できるわけがない。
ちなみにですが、準決40本、決勝50本勝負ね。



ところで賞品のQQってのは、国産カーメーカー奇瑞(チェリー)の小型車(排気量1051cc)で、平均価格は4万4000元(約62万円)。さらに2等が5000元(約7万円)、3等が2000元(約2万8000円)の相当のそれぞれ賞品が贈られるとか。なかなか豪華ですね。


本当に年齢以外の参加制限はないみたいなんで、町中でもよく見かけるような田舎から「命をかけて稼ぎに来ている」人たちによってイベントの雰囲気自体が「荒らされない」ことを望みます。


それでも会場には足を運ぶと思います。一年に一度の大イベントですから。


たぶん動物園に珍獣「オカピ」を見に行くような感覚で(笑)。


募集記事とはいえ四川らしさ全開なんでやはり高得点★★★★☆。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | これは面白ニュース!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月15日

運動会だったんっすね




日本語角的イベントが成都市第二環状道路沿いにある伊藤洋華堂双楠店であると聞き、漫漫来沈没組3人衆は重い腰を


「よっこらしょ」


土曜午後に遊ぶ相手一人もいないという、こちらも悲しき閑学生2人をひき連れ、群れをなし押しかけたわけです。



聞いてたのは、四川大学近くにある中日交流会館で毎月第二土曜午後に開かれている交流イベントの出張版みたいなもんらしい、くらいの情報。


ちなみに先月に会館であった交流会にも顔を出したわたしでありまして、そのときのお題は「お月見」。持論である「月餅はまずい」の話題で貫き通しましたが…。


ちなみに中国上陸ほやほや、一年1カ月前(2004年9月)の交流会にも顔を出したわたしでありまして、その時のお題も「お月見」でした。


当時押しかけた日本人の面々こそ、その後一年間にわたって成都の極めて限られたエリアにて極めて強烈な嵐を巻き起こすことになるふだつきどものあどけなき姿だったようななかったような。


とにかく大王、魔王に石川のどら息子@松坂世代や直立「ノーサンキュー」のシャンフイシャオ、市立大のルパンにへんしゅうちょうなど、さらに恋愛ジャンキーに昭和のパンパンら女性陣も色を添え、とにかく万国博覧会以上の珍品が集まっておりました。なお不快に思われる方がおりましたら、自身の行いが悪かったものだと自省してください(笑)。



それに比べたら今年の成都、穏やかなもんです。
台風前の静けさだったらまたわくわくもんですが…。


それはまた別のお話でした。


本日は何かとお騒がせなヨーカドーでの日本語交流会。
そう、今春には深センとともに反日活動の発信地となった当該百貨店。


反日ヤ.jpg

◎参考写真:話をぶり返す訳じゃないけどいわゆるひとつのメモリー@成都5月



成都や深センなどの動きが引き金となり、北京でも決定的な事件が発生したりもしましたが、反日デモ一万人が首都を練り歩いたその時、山西省で平遥でのんきに世界遺産を拝んでいたわたし。うーん。双林寺にあった毘沙門天像のあの腰の曲線、たまらなかった。


ところがです。

夏休み帰国時には、デモの話を詳しく聞きたがる先輩たちに、「デモあるの知ってたらもぐり込めよ」「お前はバカか」などと極めて優しいお言葉をかけていただきました。「大丈夫か」など一見優しそうにみえて実は薄っぺらいせりふなどいっさいなしです。


そのトラウマがありますから、

ここは何かが発生するかもしれない
らいおんはーとの神社詣でも近づいてるわけだし。

とよこしまな心10%で乗り込んだわけです。



でその読みに違うことなく、1階中央にあった吹き抜けでは大変なことが起こっておりました。


1.隊列を組んで大声を上げる中国人。

2.怪しげな粉をかけられ真っ白な顔になって走り回る姿。

3.目隠しを強制されてどこかへ連行される子どもたち。

4.原形をとどめないほどに飛び散った目玉や耳たぶ、鼻や口。



はい。

そんな感じのミニ運動会でした。

「中秋」に引き続いて今月は「体育の日」だからということで、日本の運動会を紹介するイベント。



子どもたちが続々ステージに上がっては、ダンス(1)やアメ食い競争(2)、福笑い(3、4)などに興じておりました。わいわいにぎやか。


反日のハの字もございません。


すいませんね。

わたしも普通に日本人と中国人がお話しするんだとばかり思いこみ、こんなことが繰り広げられているとは思わなかったもんですから。


イベントは約2時間。
本当ににぎやか盛大に幕を閉じました。
めでたい。めでたい。


これ以上いても仕方ないんで、われわれ最上階のレストラン街でお食事。

みんなは炸醤麺(じゃーじゃーめん)やおかゆなどを、わたしは火鍋味の肥腸粉を食べながら、三遊亭陳のマジボケに付き合いながら、ようやく日中交流スタート。これじゃいつもの日本語角とかわりませんが、アホの指導は本当に面白くてちっとも飽きませんね。


さらには漫漫来、シャオカオ、午前様。門番にまた一元。深々と一礼。


そういや「体育の日」にわたしも何かを決意したはずだったんですが、その後輪を掛けてひどくなっちゃいましたね。


わろとけ、わろとけ。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | まちかど歩けば新発見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月14日

国宝にもPKさせんの?




台湾行き候補のパンダ
11頭まで絞り込み


【10月14日=華西都市報】

昨日、国務院台湾事務弁公室で行われた記者会見で、贈台パンダ優選専門家組織のリーダーで臥龍自然保護区管理局の張和民局長は、台湾に贈ることになるパンダは選考の第一段階として11頭まで絞られた、と発表した。これまでに候補となったパンダのDNAは相次いで中国科学院に送られて検査を受けており、間もなくその結果も公表される。


専門家の要求に従い、パンダ選びの第一段階として五つの条件に沿ってすでに審査が行われており、DNA鑑定は最後の一項目。これによって全検査をクリアーしたパンダの中から最終的に選び出される。張局長は、現在中国科学院は候補のパンダたちのDNAについて調べているところで、贈られる一パンダ一組が近親同士になることは決してない、また鑑定終了後は、台湾と大陸の研究者で組織する共同組織が臥龍保護区のパンダ研究センターにて再度選考を行い、台湾に贈るパンダを最終的に決めるという。


臥龍の研究センターでは当初、台湾に贈る候補として17頭を慎重に選出。8月初めには、台湾の専門家と大陸のパンダ研究者が話し合いを行い、台湾行きの前提となる五つの条件を決めた。その条件に従うと今回の11頭まで絞られることとなり、その中で11号と17号のパンダはそれぞれ、アジアオリンピックのマスコット「目分・目分(pan4pan4)」と同名の雄と雌も含まれていた。


「パンダは1歳を過ぎるとささの葉を食べるようになり、1歳半になれば繁殖も可能になる。またパンダが台湾に向かうのは来年初頭になることも決まった。このため、もし今すぐ候補が決まったとしても、来年になれば何頭かが年齢基準にそぐわなくなることも分かったため」。昨日、臥龍研究センターの専門家は数匹のパンダが「落選」した理由についてこう説明した。


台湾に贈るパンダの名前は現在も募集中のため、現在もまだ番号で名前を呼ばれているパンダたち。ある専門家によれば、ことが順調に進めば、台湾に行ったパンダは遅くとも3年後には台湾で子供を産んで繁殖を始めるだろうとの見通しを示した。




☆リスト入りした国宝11頭、あなたならどれ選ぶ?


1号=2000年9月16日臥龍センター生まれ、5歳♂。118Kg。濃い眉に大きな目が特徴。性格は活発

3号=2000年8月21日臥龍生まれ、5歳♂。120Kg。とても賢く善良。でも少し欲張り。

9号、2002年9月28日臥龍生まれ、3歳♀。86Kg。麗しく立ち居振る舞いも立派。活発だが少し頑固

11号=2003年8月14日臥龍生まれ、2歳♂。71,8Kg。頭は丸く耳がきく。温厚で物静か。

13号=2003年8月17日臥龍生まれ、2歳♀。68.3Kg。少し眺めの耳で左目の隈は凸型。木登りが好きでニックネームは「太陽」。

14号=2003年9月6日臥龍生まれ、2歳♂。62,8Kg。体は小さいが口は長いうりざね顔。集団が好きなこわがりやさん。

16号=2004年8月臥龍生まれ、1歳♀。35Kg。口の両側に黒い点があり、一人木のハシゴの上で横になるのが好き。

17号=2003年8月20日臥龍生まれ、2歳♀。63.8Kg。二つの耳は大きく丸く、食いしん坊。木の上が好きで、あだ名は「月亮(お月さま)」。

19号=2004年9月1日臥龍生まれ、1歳♂。34Kg。太く大きな口が特徴で、あだ名はもちろん「大口」。「フンフン」と鳴くのが好き。

21号=2004年8月13日臥龍生まれ、1才♂。38Kg。太く大きな口が特徴で、あだ名はこれも「大口」。両耳は前にちょっと傾いて、性格は穏やかでお利口さん。

22号=2004年8月30日臥龍生まれ、1才♂。37Kg。小柄で口はとがっており、右手のひらの裏にひとつまみの白毛があり、あだ名も「小白」。性格はとても温厚。



【評】

今年5月に始まった一連のパンダ贈呈話です。


きっかけは台湾の最大野党、国民党の連戦主席や親民党党首らによって相次いだ歴史的訪中。


これに伴って、「両岸同胞の気持ちをさらに融合させる」という海峡間政治駆け引きの一面を色濃くにじませながら、少しずつ諸手続きが進んできたのでした。


その台湾に贈られる2頭のパンダの選考がいよいよ本格的に始まるということ。

こうなったら、以前紹介した「超級女星」以上に全国を興奮の渦に巻き込んだ激しいPK(サバイバル勝負)が行われることは必至。


何せ「超女(http://itoyama.seesaa.net/article/7481564.html)」なんて元をたどれば単なる13億分の一の人民同士の争いですが、こちらは中華人民共和国「国宝」としての身分を生まれながらに与えられた熊猫同士が「国土回復」の切り札としての栄誉を争うわけですから(笑)。



ちなみに選考の基準になった五つの「条件」とは、年齢、健康、心理、外観、遺伝などの状態がそれぞれ正常であるということです。

まとめてオスが6頭。メスが5頭。

今後はDNA鑑定などによって11頭の血縁関係、生活習慣などをさらに調べ、一定期間一緒に生活をさせて相性を見るなどして、理想的なカップルを数組選出。最後に「ベストカップル」を誕生させるということ。

日本人にとっては「超女」というよりも「フィーリングカップル5対5プラスα」と言った方が分かりやすいくらいの厳しい道のりが待ち受けているわけです。



ところで、臥龍自然保護区管理局の張和民局長は、「パンダの人工繁殖研究において突出した貢献をした」ということで「パンダの父」との尊称を得ているというお方。


記者とのやりとりは基本的にあくびも出ない内容なんですが、ちょっと気になる部分もあったんで、国務院台弁新聞発布会実録(http://www.gwytb.gov.cn/xwfbh/xwfbh0.asp?xwfbh_m_id=55)から参考部分を紹介すると、


記者:これまでにあるメディアがパンダの選考は17頭に絞られたと報道しました。現在は11頭ということですが、どうして(6頭)減ったのか教えてください。


張局長:(対象パンダの)年齢などを公表した段階で(候補の)数は実は17頭ではなく23頭でした。私たちはこの23頭を中心に精査を行いました。ですから以前の17匹というのは伝説であって、実際上にはそれから遠く離れた23頭だったのです。


こんなやりとりがあっというのに、記事には「17頭」という数字が残っていましたよね。


張局長が23頭と某メディアの報道を「伝説(≒誤報))」と念を押したにもかかわらず「17頭」を使い続けるこの新聞社。


もしかして華西都市報こそ「特ダネ」をとった某メディアだったとしたら、「17」という数字を「意地でも使い続ける」ということも理解できるんですが、その可能性はかなり薄そう。


でもなんか裏がありそうで、妙に気になる部分です。


もしかして単なる誤報なのかもしれません。今の中国、誤報を大変気にする新聞社と、知らんぷり決め込む新聞社とかなりはっきり分かれている(日本も同じ?)んですが、その辺はまた別の機会で比較するとしましょう。



パンダが可愛そうと見る向きもあるかもしれませんが、政治目的に使うのも、「日本人なら500元を出せば抱かせてやる」(in成都パンダ繁殖基地)みたいに金儲けに使われ、それにのって大金を払ってしまうのも「パンダ愛」がない同じ穴のむじな。


局長は会見でいっています。「パンダの数はいい調子で増えています。例えば今年我々は13頭の妊娠で18頭のパンダの出産に成功しました」と。「父」として誇らしげな気持ちが伝わってきます。でもわたしとしてはこのパンダ繁殖、どこかの国のように偽アメリカドルを作るより、遙かに合法的で国際的にも効力のある「トランプのジョーカー」の製造工場に思えて仕方がありません。


開発や観光振興のため、本来ふるさとである四川の山々の自然がどんどん失われている現状を見れば、根本的なパンダの保護など不可能に近づいていくだけですからねえ。


そんなぼやきなど数万光年先まで吹き飛ばすくらいの巨大パンダフィーバーが来年以降、台湾に吹き荒れるのでしょうが…。基本的に記者会見原稿なので可も不可もなく★★★☆☆。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | これは面白ニュース!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月13日

民族大の「深夜族」と




「たぶんここの料金で彼にスパイク買ってあげれるよ」


豪華卞拉OK(カラオケ)庁の一室にて。すでに午前0時をすぎた深夜、塾長先生とこんな会話が交わされたこと。日中、数年ぶりにサッカーを楽しみ、「今度お金を貯めてスパイクを買うんだ!」とはしゃいでいた清貧学生イエンレンには届いたでしょうか。


あなたが日々の少ない予算の中から数元ずつを積みたてて手に入れようと心を決めたサッカースパイク。それが計数足買えるくらいの毛沢東主席が、音符と怪しげな歌声とともに消え去ろうとしております。まるでこの「合コン2次会」のような空間で。


…申し訳ない(ガクッ)。




一度目は国慶節前のごたごたで、


2度目は国慶節あけにわたしの周辺の人間だけが局地的に被った「体がだるい」「調子が悪い」などといった完治不能な集団系脱力病

つまりは単なる黄金週間ボケのおかげで、


うやむやになっていた「わたし的公約」(参考→http://itoyama.seesaa.net/article/7382632.html)の発表会。



ところが、


今日は特に何ごともなく過ぎ去っていくんだな


と見えない銃を下ろして武装解除を始めようかとしていた夜の9時半すぎ、隣でネットをしていた塾長の携帯電話に一通のメール。


「ねえ。生徒がカラオケ誘ってるんだけど、行かない?」



「行かない?」と言うせりふですがまったく「疑問」の要素はなく、「ねえ一緒に行ってよ」というお願いのニュアンスしか感じられない。


やはり男子たる者、四方八方に敵がいるわけで、布団にはいるまでは褌をゆるめてはいけないんだなと思ったもんでした。既に遅きに失してしまいましたが。



先ごろの練習宣言にてレベル1突破(「ネズミは米が好き」制覇)をしてから、あまりに時がたちすぎました。


2回も延期を経験した後だけあって、一時の緊張感は完全消滅。


何とかピンイン、声調、リズムをクリアーできた歌が5曲ほどまで増えたんですが、「また日取りが決まったときでいいだろう」と、最近は首に下げたiPod Shuffleの中にも「華流」ものは消滅しているのでした。


とにかくそんなときの不意打ちですから、乗り気になれるわけなし。でも重ねて塾長の「求めるような目」があるんで断り切れるわけもなし、という運びに。




ところでこんな時間に塾長を呼び出したのは教え子の一人の女の子。


「わたし的公約」を一緒になって考えていただいた例の「美人秘書」の片割れではありません。


冷静に考えると、


先生をこんな夜分カラオケに誘うとは学生としていかがなものか

不良学生ではないのか


日本の常識だったら眉をひそめる方も多いはずなのですが、ここは中国。冷静になって考えてはいけません。塾長先生も「教室では熱く語り、外では友だち感覚」を目指してますから、その教育方針が生徒にも浸透していると思えば、世話人としてもうれしいもの。


10時に待ち合わせ、彼女の友だちの女の子2人ともご対面。ともに英語科の学生でしたが、最後まで彼女らと英語を話すことはなし。時が経つにつれて四川語を耳にする回数はどんどん増えていくことになるのですが…。



タクシーに乗り込みました。


一体どこに連行されるのだろう


これまでカラオケといえば大学周辺、徒歩10分圏内だったので、移動に車を使うというだけでなんだか新しい世界に連れて行かれるようなドキドキ感。


実際は歩いても15分くらいで降りることになったのですが、その場所自体はこれまで見たことないくらいに豪華な「卞拉OK(カラオケ)庁」。



3星ホテル(中国国内基準)級のフロント。
50インチくらいの薄型大画面テレビ。
ウインドーズをOSに使ったタッチパネル式の選曲方式。


何よりビールは百威(バドワイザー)。


どうやらようやく分かってきました。

今回「同伴」いだいた彼女たち。
とてつもなく金持ちなんじゃないか、と。



皮肉(参考→http://itoyama.seesaa.net/article/4864175.html)で登場することはあっても、学生に戻ってからこのかた一度として口にしたことのなかった百威士をいきなり12本注文してしまいました。


12本も。まあダース単位がお得というのもあるんですが、ね。


さらに四川ブランド、パンダ印のたばこ「PRIDE」をくもらせ始めた彼女ら。


さいころゲームや手遊びゲームなどをしては遊び、負ければ干杯。すかさず手慣れた仕草でグラスにビールを注ぐ、ホステスさん。いえいえ学生さんたち。


煙には縁のないわたしと塾長は完全に「高級スナック」になぜか迷い込んじゃちゃった田舎出身の純朴なお客さん的様相。


塾長はといえば、一見すればかなりお遊びに熱中されているんですが、それは彼女らの気を惹いてわたしに気軽に歌の実践練習をしてもらおうという深謀遠慮があってのこそ。



こんな異世界に惑わされることなく歌い上げるしかありません。


とにかく、僕らの楽しい合い言葉、「ねっずみは、ねっずみは、米が好き♪」を歌い上げた後、


「孤独な北半球」
「心の中の日と月」
「童話」
「10年」


を試すことができたのでした。

やっぱり歌ってみないと分からないことも多し。漢字の字体が違えばそれだけで言葉に詰まるし、DVDとテンポが違うとそれにあわせる柔軟さもまだ身に付いていない。でも今後マイクを持てなくて困ることはなくなりそうですね。

ただ積極的に持つというわけでもないんで、そこは誤解しないでくださいね。


ところで、成都では珍しく日本語の曲も数百曲は見つかったこの高級卞拉OK(カラオケ)庁。

やっぱりイエンレン、ごめん。
ひとり80元でした。



その後、彼女らの行きつけシャオカオ屋に移動。

麻辣全開の串焼きが出てくるわ、出てくるわ。
知り合いの日本人全員に食べさせて全員に感想を聞きたいくらい、超四川風味でした。


ここまで不健康にスパイシーなものは「留学生行きつけの店ではまず出てこないだろう」みたいな味付けですね。


そして「締め」で出てきたのが、2本の串に刺された体長13センチくらいの魚の焼きもの。


「ちょっとこれ何て魚?」


「これはji4yu2でしょ。知らないの」


「ジユィ?」


「ユィ」は魚だけど「ジ」といったら…、何の漢字も思い浮かびません。お寿司屋で出される巨大湯のみにもそんな文字はなかったはず。てことは川魚か?


など一週間前と同じ風に思ったわけではありません。


見た目でもう一目瞭然。


そうでしょう。「フナ」でござんすよね。


中国語では「魚即(これで一文字)魚」だそうです。


ところでこのフナの焼きもの。

泥臭い。骨が多そう。「フナって食べれるの?」なんて疑問もお隣(塾長)から挙がるなか、川魚系にも目覚めつつあるわたしが試食役に。


単に焼いて香辛料をぶっかけただけじゃなく、はらわたを取り出して中にタマネギやセロリ、香菜などの香味野菜を入れているあたり少し食い手側を「にやり」とさせる小技が使ってあったりして、さらに味もなかなかでした。


店舗面積5坪ほどの暗い路地に面した小さなシャオカオ屋。


唯一の電化製品である14型ビデオからは懐かしの「プロジェクトA」が流れ、ジャッキー、ユンピョウ、サモハンキンポーがそろい踏み。

皿の上の串を一本一本と手に取り、食いつき、床に放り、超有名自転車アクションや時計台から落下するハイライトシーンを眺めていたら、いつの間に丑(うし)三つ時(2時半すぎ)。


いまだおしゃべりの尽きないメイニュウ3人組をしみじみ眺め、


やっぱりお前ら不良学生だろう!


と不良先生とともに思ったものです。



大学校内の職員用宿舎前についたのは午前3時前。


門限12時だから当然閉門。
昨日のボーリングに続いての狼藉。


わたしたちがまだ帰ってないのを知ってたわけではないんでしょうが、でもとにかく起きててくれた守衛さん。


「どうもすいませんでした」
「不好意思!対不起!」


門限すぎて柵を開けてもらうと手間賃を払わなけりゃいけないんだけど、それがたったの一元(約14円)だから逆に申し訳なかったりする。


だから、まるで新社会人を対象にしたマナー講座のテキストに出てくるような理想的お辞儀をしてしまったわたしと塾長。


中国人にここまで深く頭を下げたのは初体験。

その上半身は軽く90度はおり曲がっていましたとさ。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | いろんな交流してます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月12日

打って打って最後負け




成都での新生活も気がつけば一ヶ月が以上が過ぎ去り、怠惰な生活が完全にルーチン化。



北京で会った久しぶりの面子からも、


「成都の食べ物体に合うんですね。ふくよかになられましたよね」


と、ごていねいなのし袋付きのメガトンパンチ(古語)もいただきました。



確かにビールのためとはいえ、毎日太極拳やジョギングをしてかなり汗を流していた語言大時代に比べ、摂取カロリーはどうか分かんないけど、消費カロリーは間違いなく減ってるはず。



そういや日本では体育の日が終わったばかり。

さらには全ての鷹ファンにとって天下分け目の合戦が始まったから、というわけでもないんですが、川大近くで塾長らと夜飯(石鍋拌飯套餐)を食ってると、ちょうど石川出身・松坂世代のどら息子が今宵も例の活動をするというので、わたしもいっちょ乗っかってスポーツに身を浸すことにしました。



学生が体を動かすとしたらあれです。あれ



保齢球(ボーリング)を打つ



集合時間は午後10時で、午前様突入は当然。


リラックスしたフォームにて球をなめらかに投げ込むには、「ビール」という名の筋肉緩和剤も欠かせない。

さらに各人のモチベーションを高めるため、さらにもう一つ打つこと、つまり懸賞金&罰金(打賭)も絶対必要。


これが果たして健康的かと言われれば????ですが、とにかく体は動かさないより動かすほうがましでしょう。



午前10時というのはタイムサービス始まりの時間。一ゲーム4元です。靴代はどんなときも5元。中国元の高騰に日々頭を悩ます我ら日本人留学生にとっても、この60円足らずで一ゲーム打てるとしたら、好きもんじゃなくてもたまんないはず。


でも打ち負けた(賭けに敗れた)としたら、自分の分も含めて負担は8元。これは某漫画喫茶で「我的父親母親(親子丼)」が食べられる出費となり、その痛手の大きさに涙を流すこともしばしば、かも。


そんな保齢球の魅力は万国共通のはずなんですが、実際のところ、打ってるのは地元の一部中国人愛好者以外、日本人と韓国人だけ。ちょっと通えば、すぐに知った顔に出会えるようになります。



今回もどら息子の人徳に魅せられた16人が球場に集合。彼女とのラブ・ボーリングに没頭したいという、相変わらず一回り近く年の離れたわたしに煮え湯をのませてくれるティエンゴンら4人を除いて、12人が3チームに分かれて覇を競うことになったのでした。



川大留学生保齢球隊有関規定によれば、この打賭比賽では、毎回キャプテンという肩書きの人物をチーム数ぶんだけ選び、後は彼らがじゃんけんで選手を取り合い。ただしチームは一ゲームごとにシャッフル。前1回のスコア順にまたキャプテンを選び、選手たちの実績に当日の調子なども鑑みながら、新たにチーム分け。これの繰り返しです。


一人ひとり負けの数や勝ちの数が違ってくるため、換金、いや失礼、精算の際はかなり面倒な銭のやりとりが発生するわけですが、そこは心清き留学生たち。自己申告制でございます。これまで大きな問題が発生したとは聞いたことがありません。あまり、ね。


打賭保齢球が「紳士淑女のスポーツ」とささやかれる所以でしょうか。




ところでわたしのボーリングは可もなし不可もなし。アベレージは140前後ですが安定感などなく、200を超えることよりも間違いなく100を切ることの方が多かったりする男です。あと多分これもブログ上初カミングアウトだと思うんだけど左利き、サウスポーのアンダースロー。球は幸福の13番を愛用しています。



第三ゲームまではそんな調子でしたね。平均通りの働き。キャプテンも2度務め、見事勝ちをたぐり寄せました。でもそれは日付変更線手前まで。


北京の水曜会(参照→)でも門限。さらに成都でも門限に縛られたシンデレラ小僧ですから。中国では12時までの男。12時すぎちゃうと、もうぼろぼろ。第4ゲーム目。

面子的には「勝てる」組み合わせだったのですが、長期休暇からのいきなりの目覚めで黄金の左腕も悲鳴を上げ始めたようで、スライスしまくりでコントロールの抑制がきかず。


  88



画面上についたゴミや傷ではありません。上り調子で徐々にスコアを上げてくる松坂世代のどら息子とは対照的。あいつはこれからが本番。一般人でいうところの午前11時を回ったくらいのはずだから。


  88


巨人軍新監督の背番号。本人がどうこうでは有りませんが、「クソ○○巨人」の象徴として、わたしが最も嫌っていた人物。


  88


でもここは中国だからめでたい数字だと思えなくもなし。
とにかく2勝2敗で出費は靴代込みの21元だったのでした。



正味3時間。打ちに打ちまくって21元(300円)。
さあ皆さん。こんなボーリングどうでしょう?


ちなみに私と塾長以外の川大組は午前五時まで、近くのシャオカオ屋さんで飲んで食ってのおしゃべりを続けていたらしいです。もちろんみんな学生ですから、本分を忘れず翌日は8時半からの授業に出たもんだと思っていますけれど。何せ私の後輩ですから(笑)。
posted by 牧場主 at 00:00| 佐賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | いろんな交流してます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。